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NEC、ハニーズHD、千代化建など/本日の注目個別銘柄
<6701> NEC 4240 +180大幅続伸で高値更新。大和証券では投資判断を「2」から「1」に格上げ、目標株価も4400円から8100円に引き上げている。19年3月期決算は構造改革の成功、および今後の業績急拡大を伺わせる内容で強いポジティブと評価、課題視された海外事業も、強い受注動向から20年3月期には黒字転換・成長寄与が始まるとみている。こうした内外事業の採算改善を反映して、21年3月期以降の業績予想を上方修正している。
<2792> ハニーズHD 1185 +131急伸。前日に19年5月期業績予想の上方修正を発表している。営業利益は従来予想の34億円から45.2億円に増額。国内既存店売上高の好調推移、販管費の下振れなどが背景。期末配当金も10円から20円に引き上げ、年間配当金を30円としている。第3四半期までも増益率は高水準であったが、収益ボリュームが膨らむ第4四半期も好調持続が確認できたことで、評価があらためて高まる状況にもなっている。
<2685> アダストリア 2308 -130大幅反落。みずほ証券が投資判断を新規に「アンダーパフォーム」、目標株価を2000円としていることがマイナス材料視されている。前下期より既存店売上高が急回復をみせ、株価は大きくアウトパフォームしているが、2020年2月期下期以降の成長余地が見出せない中、株価には過熱感があると考えているもよう。みずほ証券では来期、再来期の営業利益は前期比2%増にとどまると予想。なお、本日決算発表が予定されている。
<3048> ビックカメラ 1058 -36大幅反落。第3四半期累計営業利益が前年同期比14%減の185億円弱になったもようとの観測報道が伝わっている。同期間としては2年ぶりの減益となるようだ。インバウンド向けを中心に粗利率の高い美容家電などの販売が伸び悩んで採算が悪化、ポイント付与に伴い販促費も膨らむ格好に。上半期実績の同5.2%からは減益幅が拡大、通期では前期比6.4%の増益予想となっているが、下振れ懸念が強まる形のようだ。
<2730> エディオン 1001 +40大幅続伸。前日に発表した自社株買いの実施を好感している。発行済み株式数の4.49%に当たる500万株、50億円を上限としており、取得期間は7月1日から12月23日まで、市場買付を行うもよう。需給改善期待から、安値圏にある株価の反発材料と捉えられている。同社の自社株買いは17年5-6月にかけて上限20億円を取得して以来となる。
<2678> アスクル 2303 -105大幅続落。前日に業績予想の下方修正を発表。19年5月期営業利益は従来予想の60億円から45億円に、最終利益は35億円から4億円に減額した。主にLOHACOの計画未達が営業益下振れの背景。また、LOHACO専用の物流センターに関する固定資産について、減損損失約30億円を計上する。第3四半期までの状況から下振れは想定線も、LOHACOの6月月次売上高が2カ月連続マイナスとなっていることも重しに。
<4912> ライオン 2007 +35反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券ではトイレタリー・化粧品セクター13社のカバレッジを開始。同社は「オーバーウェイト」、目標株価2600円に設定した。2019年は消費増税がテーマ視され、駆け込み需要が期待できる日用品企業への投資配分傾斜を進めると分析。花王<4452>の新衣料用洗剤による悪影響懸念も今後払拭されると予想している。
<7718> スター精密 1390 +8もみ合い。前日に上半期業績予想の下方修正を発表している。営業利益は従来予想の43億円から30億円に減額している。欧州市場向け工作機械の販売伸び悩みが響く格好のもよう。ただ、第1四半期営業利益は13.3億円で、進捗率は従来上半期予想に対して31%にとどまっていたことから、足元の業績下振れは想定線と捉えられている。第1四半期決算発表後に急落したこともあり、目先のあく抜け感も生じる形に。
<6366> 千代化建 289 -13大幅続落。前日も下げが目立っていたが、SMBC日興証券が日経平均入れ替え予想レポートをリリースしたことで、日経平均除外による売りインパクトへの意識も改めて強まってきているようだ。同社は前期末に債務超過となったことで8月1日に東証2部に指定替えの見込み。今回の臨時入れ替えによる売りインパクトは6.1日分と試算されているようだ。《US》
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