関連記事
ついにFFになった、それだけでニュース 新型BMW・1シリーズ登場
5月27日(独・現地時間)、コンパクトカーのBMW・1シリーズのフルモデルチェンジが発表された。「BMWのFF」だ。ついにBMWがFRを諦め、FFとしたのだ。これだけでニュースと言える。FFでは横置きエンジンが普通だ。しかしホイールベースが2670mmと、現行モデルより20mm短い。FFの最大のメリットは室内スペースが広がることなのだが、AWDも設定されているためであろうか?いやBMWのことだ、トレッドとの関係で調整しているのかもしれない。
【こちらも】AIで幻と消えるBMW・「M」の世界(上) 幻の高回転型エンジンの魅惑
室内スペースは、後席ニールーム33mm、ヘッドルーム19mm、エルボールーム19mm広がっているという。やはり、FFのメリットを生かしているようだ。ハンドリングについては電子装備でコントロールされており、「ARB(アクチュエーター連続ホイールスリップ制限機構)」がホイールスリップをコントロールする。
しかしコーナリング時に内側車輪のブレーキをつまんでアンダーステアを減少させ、ニュートラルステアに近づける。「BMWパフォーマンスコントロール(ヨーモーメントディストリビューション)」、「DSC(ダイナミックスタビリティーコントロール)」など、限界性能はほとんど「機械仕掛け」と言ってよいのだろう。
パワーユニットとしては、やはりドイツ車お得意のディーゼルエンジンが3種類ラインナップされている。
BMW・116D(FF):1.5リッター直3ターボ(最高出力116ps、最大トルク270Nm)。
BMW・118D(FF):2.0リッター直4ターボ(最高出力150ps、最大トルク350Nm)。
BMW・120D xDrive(AWD):2リッター直4ディーゼルターボ(最高出力190ps、最大トルク400Nm)。
ガソリンエンジンは、2種類を用意している。
BMW・118i(FF):1.5リッター直3ターボ(最高出力140ps、最大トルク220Nm)。
BMW・M135i xDrive(AWD):には、2リッター直4ターボ(最高出力306ps、最大トルク450Nm)
トランスミッションは、全車8速ATと6速MTが用意されている。
サスペンションは、フロントがストラット式、リアがマルチリンク式とごく普通の形式だが、BMW独自の哲学でチューニングされているのは確かであろう。電子コントロールで武装しているが、腕に覚えのある人はコントロールを切って腕試しもよいのであろう。バリエーションが多く、ベーシックモデルでもBMWのハンドリングを楽しむことが出来るので、価値ある1台となるであろう。
BMWのFFがどのようなフィーリングに仕上がっているのか、楽しみだ。9月28日より全世界で発売される予定となっている。(記事:kenzoogata・記事一覧を見る)
スポンサードリンク
関連キーワード