「2018年、もっとも燃費が良かったクルマ」、トヨタ・プリウス 国交省発表

2019年4月8日 08:46

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記事提供元:エコノミックニュース

もっとも燃費がよかったクルマは、登録車でトヨタ・プリウス

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 国土交通省は、2018年末時点で販売されていた乗用車で、燃費の良い乗用車ベスト10を公開した。もっとも燃費がよかったクルマは、いわゆる登録車でトヨタ・プリウスとなり、軽自動車ではスズキ・アルトとマツダ・キャロルの双子車だった。基本的に登録車トップ10は、すべてハイブリッド車である。

【こちらも】トヨタ・プリウス販売不振は当然の結果? もはや「HV」で絶対的商品価値は作り出せない

 国土交通省では、自動車ユーザーの省エネルギーへの関心を高め、燃費性能の優れた自動車の開発・普及を促進するため、毎年、自動車の燃費性能を評価した「自動車燃費一覧」を公表している。2018年末の「自動車燃費一覧」を今回新たに公表した。

【登録車部門・燃費ランキング】

1:トヨタ・プリウス   (39.0)

2:トヨタ・アクア    (38.0)

3:日産ノート     (37.2)

3:ホンダ・フィット   (37.2)

5:ホンダ・グレイス   (34.8)

6:トヨタ・ヴィッツ   (34.4)

6:トヨタ・カローラアクシオ (34.4)

6:トヨタ・カローラフィールダー(34.4)

6:ホンダ・シャトル   (34.4)

10:トヨタ・カローラスポーツ  (34.2)

10:ホンダ・インサイト   (34.2)

 ※カッコ内はJC08モード燃費(km/リッター)、以下同

【軽自動車部門・燃費ランキング】

1:スズキ・アルト    (37.0)

1:マツダ・キャロル   (37.0)

3:スズキ・アルトラパン  (35,6)

4:ダイハツ・ミライース  (35.2)

4:ピクシスエポック   (35.2)

4:スバル・プレオプラス  (35.2)

7:スズキ・ワゴンR   (33.4)

7:マツダ・フレア    (33.4)

9:スズキ・ハスラー   (32.0)

9:マツダ・フレアクロスオーバー(32.0)

 なお、ハイブリッド車を除く登録車で燃費の良かった乗用車トップはマツダ・デミオ。2位がダイハツ・ブーン、トヨタ・パッソの双子車だった。

【ハイブリッド車を除く登録車部門・燃費ランキング】

1:マツダ・デミオ    (30.0)

2:ダイハツ・ブーン   (280)

2:トヨタ・パッソ    (28.0)

4:三菱ミラージュ    (27.2)

5:日産ノート     (26.2)

6:トヨタ・ヴィッツ   (25.0)

7:スズキ・ソリオ    (24.8)

7:三菱デリカD:2    (24.8)

9:ダイハツ・トール   (24.6)

9:スバル・ジャスティ   (24.6)

9:トヨタ・ルーミー/タンク (24.6)

9:ホンダ・フィット   (24.6)

9:スズキ・バレーノ   (24.6)

 加えて、発表によると2020年度燃費基準の達成レベルがもっとも高い乗用車は、登録車で達成率205%のトヨタ・プリウス、軽自動車で達成率150%のスズキ・アルトとマツダ・キャロルだった。

 国交省では、自動車燃費向上技術として以下の7項目に注目してその技術的側面をHPで公開している。項目にとくに目新しいものは無いが、理解するうえで非常に分かりやすく解説している。列挙すると、リーンバーンガソリンエンジン、直噴ガソリンエンジン、可変バルブタイミング、アイドリングストップ、CVT、ハイブリッド、コモンレール式燃料噴射装置(ディーゼル)とした。(編集担当:吉田恒)

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