JR東日本都市開発、シャポー市川を19年夏にリニューアルへ 約80店が登場

2019年1月24日 16:40

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シャポー市川リニューアル後のイメージ(JR東日本都市開発発表資料より)

シャポー市川リニューアル後のイメージ(JR東日本都市開発発表資料より)[写真拡大]

 JR東日本都市開発は千葉県市川市のJR市川駅と直結した高架下ショッピングセンター「シャポー市川」を2019年夏にリニューアルオープンさせることを明らかにした。約80店が登場、買い物客の暮らしに寄り添うとしている。

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 シャポー市川は市川駅の総武線高架下の1階と地下1階で1972年にオープンした。売り場面積は約1万平方メートルで、このうち東側エントランスに近い約5,100平方メートルが今回のリニューアルエリアになる。

 市川駅高架化に伴う開業から45年以上が経ち、働き手不足やインターネット通販の普及など買い物や商業施設を取り巻く環境が変わったことから、専門店ならではの高いクオリティを持ち、これからのショッピングセンターの形を提示できる店舗を充実させる。さらに、キッズ・レストスペースやカフェを拡充する。

 新たに出店が決まった主なテナントは、ファッションの「ユニクロ」、生活雑貨の「ムジコム」、雑貨の「ジョージズ」、カフェの「スターバックスコーヒー」、コーヒー豆と輸入食品の「カルディコーヒーファーム」など。スイーツでは地元の名店「モンペリエ」が新登場する予定。スーパーはこだわり商品で知られる「成城石井」、千葉県の名産を集めた「房の駅」が出店する。リニューアル部分約80店を含めた総店舗数は約140店になる見込み。

 小さな子どもの遊び場となるキッズスペースや授乳室を拡充するほか、エレベーターの新設とトイレ、出入り口の段差解消などでバリアフリー化を推進、新たにちょっと休憩できるパブリックスペースを設ける。スタッフ休憩室などバックヤードも再整備し、店舗の従業員が生き生きと働ける環境づくりを進める。

 施設内は江戸川に定期的に「市」が開かれてにぎわった市川市の歴史をなぞらえ、川のほとりでたたずむようなゆったりとくつろげる空間を目指している。気軽に立ち寄れる駅ならではの利便性を生かし、回遊性を高めた構造にするとしている。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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