ホンダ、新型「インサイト」を14日発売 気になる価格と燃費は?

2018年12月13日 20:29

印刷

新型「インサイト」(画像: 本田技研工業の発表資料より)

新型「インサイト」(画像: 本田技研工業の発表資料より)[写真拡大]

  • 新型「インサイト」(画像: 本田技研工業の発表資料より)
  • 新型「インサイト」(画像: 本田技研工業の発表資料より)
  • 新型「インサイト」(画像: 本田技研工業の発表資料より)
  • 新型「インサイト」(画像: 本田技研工業の発表資料より)
  • 新型「インサイト」(画像: 本田技研工業の発表資料より)
  • 新型「インサイト」(画像: 本田技研工業の発表資料より)
  • 新型「インサイト」(画像: 本田技研工業の発表資料より)

■今度のインサイトはミドルサイズセダン

 ホンダは13日、ハイブリッド専用車である3代目「インサイト」を14日に発売することを発表した。これまでの小型ハッチバックから一転、3ナンバーのミドルサイズセダンへと変身した。気になる価格は326万1,600円から、そして燃費はJC08モードで最高34.2km/Lとなった。

 4年半ぶりに復活する新型インサイトは、ホンダのラインナップでは4675mm×1820mm×1410mmというボディサイズや、326万1,600円から362万8,800円という価格帯からみると、シビックとアコードの中間のモデルとなった。

■進化したハイブリッドシステム

 新型インサイトが採用するハイブリッドシステムは、2モーター方式の「i-MMD」と1.5Lのアトキンソンサイクルの組合わせとし、これまでのi-MMDが採用していた2.0Lからダウンサイジングしたものの、最大トルクは267Nmと同一セグメントではトップクラスの性能となっている。また、モーターには独自技術の「重希土類フリー磁石」を採用していることも注目される。

■燃費はJC08モードで34.2km/L

 注目された燃費性能は、WLTCモードで28.4km/L、JC08モードで34.2km/Lとなり、排気量や車体サイズの違いから、アコードハイブリッドのJC08モード31.6km/Lを上回った。これまでのインサイトはライバルのトヨタ「プリウス」の燃費を追いかけるようなイメージがあったが、今回の新型インサイトは、3ナンバーのミドルサイズセダンということもあり、システム性能を維持しながらパッケージの完成度を高めた、上質な走りと居住性に方向性がシフトされている。

■上質なエクステリアとインンテリア

 エクステリアデザインでは、ハイブリッド車らしさはあまり主張されておらず、ファストバックスタイルの流麗なシルエット、シンプルなキャラクターラインという質の高さが表現され、ミドルサイズセダンとしての風格が漂っている。

 また、インテリアは全体をシンプルな面と線で構成され、アングルにまでこだわったミシンによる縫製を施した素材を、手張りで丁寧に仕立てられ、各種デバイスの使い勝手を意識したセンターコンソールが備わっている。

 月間販売計画台数は1,000台とされていることからも、先代のインサイトのようにライバルと販売台数で、しのぎを削ることにはならないものの、プリウスやカムリを検討しているユーザーがどのような判断をするか注目される。

■グレードと価格・燃費

LX: 326万1,600円
JC08モード燃費34.2km/L WLTCモード燃費28.4km/L
EX: 349万9,200円
JC08モード燃費31.4km/L WLTCモード燃費25.6km/L
EX・BLACK STYLE: 362万8,820円
JC08モード燃費31.4km/L WLTCモード燃費25.6km/

■その他主要スペック

・全長×全幅×全高:4.675×1.820×1.410mm
・ホイルベース:2,700mm
・エンジン種類・排気量:直列4気筒1,496cc
・最高出力:80kW [109PS] /6,000 rpm
・最大トルク:134N・m [13.7kgf・m] /5,000 rpm
走行用モーター
・最高出力:96kW [131PS] / 4,000-8,000 rpm
・最大トルク:267N・m [27.2kgf・m] / 0-3,000 rpm(記事:田中秀雄・記事一覧を見る

関連キーワード

関連記事