人に合わせて進化するIoT住宅「カサート アーバン」、パナソニックが新発売

2018年11月3日 14:50

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都市型IoT住宅「カサート アーバン」(画像: パナソニック ホームズの発表資料より)

都市型IoT住宅「カサート アーバン」(画像: パナソニック ホームズの発表資料より)[写真拡大]

  • 都市型IoT住宅「カサート アーバン」
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 パナソニックホームズは2日、住む人に合わせて機能を調整する都市型IoT住宅「カサート アーバン」を3日より発売すると発表した。人の生活スタイルによって家電や住宅設備など諸機能を統合し、暮らし全体をアップデートする、パナソニックが100年培ってきた技術を結集させた住宅だ。

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 IoTはモノのインターネットと訳される概念である。これが実現されれば、パソコンやスマートフォンとは違ってこれまでインターネットに繋がってなかった家電などのモノがインターネットに繋がれ、生活スタイルは一変する。

 例えば家の鍵がインターネットに繋がればセンサーによるオートロックや遠隔操作ができる。部屋の照明やエアコンなら、家に着く前にスマートフォンから明かりや冷暖房をつける、といった操作が可能になる。

 カサートアーバンにはそのような、住人の利便性を高める仕組みが詰まっている。まずくらしの統合プラットフォーム「HomeX」の搭載により、家自体がまるで人間のように考え、提案するようになった。

 家族の生活スタイルに合った動画や天気など生活情報を提供したり、台風が近づいたときには風雨や飛来物の被害に備えて自動でシャッターを閉め、加えて停電を想定して蓄電池を充電する。住人が家事や仕事に集中したいとき、楽しみたいとき、安らかに過ごしたいときなど状況に応じて照明や音を演出する機能もある。

 また新しい空調機能を搭載しているため、室内の空気は1年を通して快適だ。花粉やPM2.5の混じった外の空気は綺麗にしたうえで取り込み、住宅内部の湿度調整は部屋単位で可能である。こもりがちな食事などの臭いも抑え、健康的で安心な環境を実現する。

 住宅そのものも地震に負けない強度をもちながら、都市部の厳しい設計条件による制約を感じさせない開放的な空間になるよう設計されている。洗練された外観デザインもポイントだ。

 カサートアーバンは延床面積46.01坪で参考価格は4000万円、北海道と一部地域を除く全国で販売される。東京都世田谷区の駒沢公園ハウジングギャラリー内および愛知県長久手市のCBCハウジング長久手住まいの公園にはモデルハウスが用意されている。(記事:小椋恒示・記事一覧を見る

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