良品計画、アスクル、東京個別など/本日の注目個別銘柄

2018年7月5日 17:28

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記事提供元:フィスコ


<7453> 良品計画 33600 -4650大幅反落。前日に第1四半期の決算を発表。営業益は133億円で前年同期比12.2%増益、14四半期連続の増益となり、通期計画500億円、前期比10.4%増に対しても順調なスタートに。国内既存店売上高の堅調推移に加え、海外事業の利益率も改善している。ただ、好決算ではあるものの、材料出尽くし感が先行する形に。また、4-6月の中国の販売動向が伸び悩みとの会社側コメントなども警戒されているもよう。

<2678> アスクル 3065 -310大幅続落。前日に前5月期の決算を発表している。営業利益は41.9億円で前期比52.7%減益、昨年2月に発生した火災の影響で大幅減益となったが、従来予想の38億円はやや上回る着地となった。一方、今期は60億円で同43.1%増と回復を見込んでいるが、17年5月期の88.6億円には届かず、ネガティブな見方が優勢のようだ。外部委託分の宅配運賃の値上げの影響などが響くもよう。

<2733> あらた 5320 -820大幅反落。49.8万株の公募増資、30万株の自己株式処分、上限11.9万株のオーバーアロットメントによる売出を行うと発表。計91.7万株は発行済み株式数の5.3%となる。手取り概算額は54.6億円で設備投資資金に充てるもよう。さらに、120%コールオプション条項付第2回無担保CBを発行することも発表。社債総額は60億円、転換価格は7月10日から13日の間に決定。潜在株式比率は4.1%となる。

<6044> 三機サービス 1995 +183大幅続伸で一時上昇率トップ。前日に業績予想の上方修正を発表している。18年5月期営業利益は従来予想の6.3億円から7.8億円に上方修正、増益幅が拡大することになる。小売り業界の大口顧客向け設備メンテナンスの受注が伸びたほか、病院などへの省エネ事業提案も安定化しているもよう。業績好調に伴って、期末一括配当金も従来計画の23円から28円に引き上げ、前期比8円の増配とする。

<4745> 東京個別 1065 +104大幅続伸。前日に発表した第1四半期決算が好感されている。売上高は36.8億円で前年同期比7.3%増収、営業損益は6.2億円の赤字となった。閑散期で赤字決算となっているが、前年同期比では1.4億円の損益改善となり、通期では0.7億円改善見込みの中、想定以上の収益改善と捉えられている。新店効果などで授業料売上高が増加したほか、講習会売上高などもおおむね好調に推移しているもよう。

<3660> アイスタイル 1197 -2買い先行もマイナス転換。東海東京証券では投資判断「アウトパフォーム」継続で、目標株価を1090円から1450円に引き上げている。経営基盤の拡充に伴い、17年6月期をボトムに業績は拡大期に入ったと判断しているもよう。営業利益は今・来期と2ケタの利益成長が続くとみているほか、20年6月期には前期比2.1倍の52億円にまで収益が急拡大すると予想しているようだ。

<2918> わらべ日洋 2205 -248大幅反落。前日発表の第1四半期の決算が嫌気されている。営業利益は11.2億円で前年同期比30.3%減益、上半期計画の同6.6%減益予想との比較では想定以上に減益幅が広がる形に。人件費上昇や新規設備投資の影響、水産加工品の取扱高減少などが響いた。なお、株主優待制度を拡充、これまで100株以上の株主は1000円分のクオカードであったが、継続保有期間3年以上で倍の2000円分を提供としている。

<8905> イオンモール 1818 -132大幅反落。前日に第1四半期の決算を発表している。営業利益は126.5億円で前年同期比4.5%増益、海外事業が牽引する形で増益となったが、上半期計画の同8.5%増益に比べて、増益率はやや限定的なものとなっている。国内事業が想定よりも伸び悩んだ格好だが、比較的業績安定感が強いと位置づけられている銘柄だけに、売り材料視する動きが先行している。

<9787> イオンディライ 4130 +370大幅続伸。前日に発表した第1四半期決算を好感している。営業利益は46.4億円で前年同期比13.6%増益、上半期計画は90億円で同2.2%増益であり、順調なスタートと捉えられているようだ。建設施工事業以外のセグメントは軒並み増収となり、とりわけ、主力の設備管理事業や清掃事業の売り上げが順調に拡大している。ディフェンシブ性の強さなども買い安心感につながる格好へ。

<5384> FUJIMI 2474 +58反発。JPモルガン証券では投資判断を新規に「オーバーウェイト」、目標株価を3000円に設定した。半導体デバイスの高度化、製造プロセスの最適化は不可逆的なトレンドとなっており、これら要求を満たす半導体製造プロセス材料の一部は、構造的な成長サイクルに突入していると指摘。同社はCMPスラリーのポリシリコン層に圧倒的な優位性を持ち、構造変化を全面的に享受可能と判断。株主還元の更なる強化も期待可能と。《US》

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