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クスリのアオキ、ツルハは既存店増 ドラッグストア6月売上
ドラッグストア各社が6月の売上を発表し、ゲンキーは通期プラスを確保、クスリのアオキやツルハは今期好調なスタートとなった。その一方、カワチ薬品が5月に続いて売上が不調となっていることが分かった。
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■ゲンキーは通期でプラスを確保
6月22日、中部地方で「ドラッグストアゲンキー」を展開するゲンキードラッグストアーズが、18年6月期(2017年7月~18年6月)の最後となる6月度(5月21日~6月20日)の営業速報を発表した。前年同月比で、既存店売上が102.5%(曜日調整後:104.9%)、全店売上が110.9%(同113.4%)だった。
通期では、前期比マイナスとなったのは、既存店の9月(98.8%)のみで、年度累計では既存店売上が103.5%、全店売上が114.8%と、ほぼ1年を通じて好調を維持してきた。
■クスリのアオキは客数を中心に好調
6月27日、北陸・中部地方を中心に「クスリのアオキ」を展開するクスリのアオキホールディングスが、今期(2018年6月~19年5月)スタートとなる6月度(5月21日~6月20日)の営業速報を発表した。前年同月比で、既存店売上高が102.1%、客数が101.9%、客単価が100.1%、全店売上高が114.5%、客数が116.6%、客単価が98.2%だった。
前期(17年6月~18年7月)も、全店客単価は12カ月中9カ月で前年同月比マイナスだった。しかし、既存店の客単価は全て前年同月比プラスを維持した上、全店客数が110~120%と好調だったことで、売上も好調だった。6月度の出店は、ドラッグストアが9店、調剤薬局(併設)が2店で、6月20日時点の店舗数は467店。
■ツルハは店舗増が売上増に貢献
6月29、30日、「ツルハ」「くすりの福太郎」「レディ薬局」などを展開するツルハホールディングスが、今期(2018年6月~19年5月)スタートとなる6月度(5月16日~6月15日)の営業速報を発表した。前年同月比で、既存店売上が101.7%、客数が98.9%、客単価が102.8%、全店売上が122.5%、客数が116.4%、客単価が105.3%だった。
既存店客数がわずかにマイナスで始まったものの、前期も8月に98.1%、11月に99.0%となっており、今期も似たような傾向になりそうだ。全店売上が大きく伸びているのは、グループ店舗が増えたため。6月度の開店は20店、閉店は23店、さらに5月22日付けでビー・アンド・ディーの65店舗がグループに加わり、店舗数は1,993店。
■カワチ薬品は2カ月連続で前年比マイナス
2日、関東を中心に、東北、甲信越地方などで展開するカワチ薬品が6月度(5月16日~6月15日)の売上高を発表した。カワチ薬品個別では、前年同月比は既存店売上高が96.5%、全店売上高が98.7%、横浜ファーマシーを含めた連結では、既存店売上高が96.3%、全店売上高が98.5%だった。
今期(2018年4月~19年3月)スタートの4月こそ、全て前年同月比プラスだったものの、5月、6月と連続でマイナスになっている。6月時点での店舗数はカワチ薬品が292店、横浜ファーマシーが38店の合計330店。(記事:県田勢・記事一覧を見る)
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