三井アウトレットパーク横浜ベイサイド、2020年春に建て替え開業

2018年6月20日 21:36

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三井アウトレットパーク横浜ベイサイドの建て替えイメージ(三井不動産発表資料より)

三井アウトレットパーク横浜ベイサイドの建て替えイメージ(三井不動産発表資料より)[写真拡大]

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 横浜市金沢区白帆の三井アウトレットパーク横浜ベイサイドが9月から建て替えのための解体工事に入り、2020年春に建て替え開業することになった。三井不動産が20日、明らかにしたもので、現在の約80店舗を約150店舗に増やし、施設の魅力向上を図る。

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 新施設は敷地面積約3万2,000平方メートルの現在地に建設する鉄骨地上3階建て延べ約5万4,000平方メートル。入居店舗は国内外のファッションブランドをはじめ、高感度セレクトショップ、キッズ向け、アウトドア、スポーツ関係、生活雑貨など約150店を予定している。子どもから若いカップル、ファミリー層、シニアまで幅広い世代が楽しめる施設とする。

 施設は現在の2階建てが3階建てに変わるほか、店舗数がほぼ倍増するのに伴い、店舗面積も現在の約1万5,000平方メートルが約2万6,000平方メートルに広がる。にぎわいの場となる中庭や海辺のレストラン、カフェも充実させ、1日中過ごせる場所を目指す方針だ。

 現在の施設は営業最終日の9月2日まで閉店セールを催し、春夏物商品を最大80%引きで販売しているほか、閉館セールならではのお買い得品を用意する。9月から解体工事に入り、終了後に新施設の建設を進める。

 三井アウトレットパーク横浜ベイサイドは1998年9月、日本初の本格アウトレットとして、横浜ベイサイドマリーナショップス&レストランツの名前でオープンした。アウトレットとしては小規模だが、カラフルな海辺のショッピングモールとして人気を集めていた。

 施設は米国東海岸のマサチューセッツ州にある有名観光地・ナンタケット島の港町をモチーフに建てられ、素朴な異国情緒を漂わせている。施設に隣接するマリーナは日本最大級。マリーナに面した場所にレストランやカフェがあり、マリーナに浮かぶヨットやクルーザー、青い海を眺めながら飲食できるところが人気を集め、横浜を訪れる観光客にとっても名所の1つになっていた。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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