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ユニクロ、ユナイテッドアローズが夏物好調 アパレル4月売上
アパレル各社が4月の売上を発表し、天候の良さに対応できたファーストリテイリング(ユニクロ)やユナイテッドアローズが好調な売上となったことが分かった。
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■アダストリアは夏物商品の勢いが不調
2日、「グローバルワーク」「ニコアンド」「レプシィム」などを展開するアダストリアが、4月の月次売上速報を発表した。前年同月比で、既存店売上高が89.4%、客数が94.2%、客単価が95.0%、全店売上高が91.3%、客数が96.3%、客単価が94.8%だった。
4月は、「中旬に夏物商品に切り替えたものの、売れ始めの勢いが弱」かったという。またブランド別では「ニコアンド、アンデミュウ、アパートバイローリーズが好調」、アイテム別では「パンツ類、Tシャツなどが売上の中心となった他、キッズ商品、ロゴバッグ、サンダルなども人気」だった。4月の出店は7店、退店は2店で、4月末の店舗数が1,235店。
■ユニクロは好天で夏物が好調
2日、ユニクロを展開するファーストリテイリングが、4月の売上推移速報を発表した。前年同月比で、既存店売上高が110.0%、客数が104.0%、客単価が105.1%、直営店とダイレクト販売の売上高が110.5%、客数が105.3%、客単価が104.9%だった。
「月を通して気温が高く推移したことから、夏物商品の販売が好調」に推移したという。4月の出店は4店、退店は2店で、店舗数は790店。
■ユナイテッドアローズも夏物中心に好調
2日、ユナイテッドアローズが4月の月次売上概況を発表した。前年同月比で、小売の既存店売上高が103.2%、客数が107.4%、客単価が98.6%、ネット通販の既存店売上高が117.1%、客数が114.8%、客単価が101.8%、小売とネット通販既存店売上高が105.7%、客数が106.9%、98.6%。小売とネット通販に卸売などを加えたビジネスユニット合計の売上高が103.4%、アウトレットその他の売上高が105.4%、ビジネスユニットとアウトレットその他を合わせた全社売上高が103.7%だった。
4月は、「前年同月に比較し気温が高く、夏物の中軽衣料を中心に好調」だった。「メンズではシャツ、半袖カット、パンツ、スニーカーなどが、ウイメンズではシャツ、ブラウス、カット、カーディガン、スカート、ワンピース、ハット、サンダルなどの動きが目立」ったという。
■ハニーズは夏物好調も反動で前年割れ
2日、ハニーズが4月に売上速報を発表した。前年同月比で、既存店売上高が97.6%、客数が96.2%、客単価が101.5%、直営店売上高が99.3%、客数が97.8%、客単価が101.6%だった。
「天候に恵まれ初夏物が好調」だったものの、「前年売上のハードルが高かったため、既存店売上は、前年を下回」った。また商品では「カットソー、スカートが売れ筋」となった。
1カ月を残して、今期(2017年6月~18年5月)累計は、既存店売上高が99.7%、直営店売上高が101.7%。前期の既存店売上高が101.5%、直営店売上高が101.7%のため、直営店では前年並みの実績を残せそうだ。4月の出店は6店、退店はなく、店舗数は872店。(記事:県田勢・記事一覧を見る)
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