【業績でみる株価】アエリアは調整一巡して戻り歩調、17年12月期黒字化予想で18年12月期も収益拡大期待

2018年2月5日 12:22

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 アエリア<3758>(JQ)はITサービス事業を主力として、スマホ向けゲームのコンテンツ事業、民泊サービスなどの不動産事業にも展開している。17年12月期はM&A効果やゲームの好調で黒字化予想である。そして18年12月期も収益拡大を期待したい。株価は調整一巡して戻り歩調だ。

■ITサービス主力にM&Aを積極活用

 アフィリエイトプラットフォームやデータセンタ運営などのITサービス事業を主力として、女性をターゲットにしたスマホ向けゲーム開発・配信のコンテンツ事業、さらに民泊サービスなどの不動産事業にも展開している。

 M&Aを積極活用している。17年11月に不動産関連事業を展開するトータルマネジメントの子会社化が完了し、17年12月期は8社をグループ化した。強固な収益基盤を確立するため、各事業の連携とシナジー創出によりリスク分散を図りつつ、今後も国内外で事業規模の拡大を目指すとしている。

 18年1月には、ソーシャルカジノ事業への参入を目的として、台湾の網銀と合弁会社設立に合意している。

■17年12月期黒字化予想、18年12月期も収益拡大期待

 17年12月期の連結業績予想は、売上高が16年12月期比2.4倍の140億円で、営業利益が35億円(16年12月期は15億96百万円の赤字)、経常利益が36億円(同14億20百万円の赤字)、純利益が24億円(同21億47百万円の赤字)としている。積極的なM&Aの効果、17年1月配信開始したスマホ向けゲーム「A3!」の好調などで、大幅増収増益(黒字化)予想である。

 ゲーム関連が変動要因となるが、18年12月期も収益拡大を期待したい。

 なお自己株式取得(取得株式総数の上限20万株、取得価額総額の上限4億円、取得期間17年10月26日~18年3月23日)については、1月31日時点の累計で取得株式数0株だった。

■株価は調整一巡して戻り歩調

 株価は調整一巡して戻り歩調。17年12月の直近安値圏1500円近辺から切り返し、1月24日の2312円まで上伸した。その後一旦反落したが、自律調整の範囲だろう。2月2日の終値は1924円、前期推定連結PERは約13倍、時価総額は約370億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線を突破した。そして13週移動平均線が上向きに転じて先高観を強めている。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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