【業績でみる株価】ユナイテッド&コレクティブは19年2月期の収益拡大に期待

2018年1月26日 13:28

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 ユナイテッド&コレクティブ<3557>(東マ)は、鶏料理居酒屋「てけてけ」を主力として、首都圏中心に飲食チェーンを展開している。株価は18年2月期第3四半期累計の大幅減益も嫌気したが、売り一巡感を強めている。18年2月期予想は下振れに注意必要だが、19年2月期の収益拡大に期待したい。なお18年2月28日を基準日(効力発生日18年3月1日)として1株を2株に分割する。

■鶏料理居酒屋「てけてけ」が主力

 首都圏中心に飲食チェーンを展開している。鶏料理居酒屋「てけてけ」を主力として、和食料理屋「心」やハンバーガーショップ「the 3rd Burger」など複数業態を展開している。17年11月末時点の店舗数は合計67店舗である。

■18年2月期は下振れに注意必要だが、19年2月期の収益拡大期待

 18年2月期の非連結業績予想は、売上高が17年2月期比25.6%増の68億82百万円、営業利益が18.1%増の3億円、経常利益が22.1%増の2億73百万円、純利益が18.0%減の1億55百万円としている。

 第3四半期累計は、売上高が16.4%増の47億05百万円だったが、営業利益が33.9%減の1億15百万円、経常利益が45.5%減の85百万円、純利益が45.5%減の46百万円だった。新規出店効果などで2桁増収だったが、原価高騰の影響で大幅減益だった。

 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は、売上高が68.4%、営業利益が38.3%、経常利益が31.1%、純利益が29.7%である。進捗率が低水準のため18年2月期予想は下振れに注意が必要だが、19年2月期の収益拡大に期待したい。

■株価は売り一巡感

 株価は17年12月の上場来高値1万370円から急反落し、さらに18年2月期第3四半期累計の大幅減益も嫌気して1月16日の5310円まで調整した。その後は切り返して売り一巡感を強めている。

 1月25日の終値は6890円、今期予想PERは約63倍、時価総額は約98億円である。週足チャートで見ると、26週移動平均線近辺から切り返して13週移動平均線を回復した。戻りを試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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