【業績でみる株価】ロードスターキャピタルは上場来高値更新、不動産投資運用が主力

2018年1月26日 10:39

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 ロードスターキャピタル<3482>(東マ)は、付加価値を高めて売却する不動産投資運用を主力としている。17年12月期大幅増収増益予想である。物件売却によって変動しやすいが、18年12月期も収益拡大が期待される。株価は急伸して上場来高値を更新した。上値を試す展開が期待される。

■不動産投資運用が主力

 17年9月東証マザーズに新規上場した。不動産とテクノロジーを融合し、コーポレートファンディング事業(不動産投資、不動産賃貸)を主力として、クラウドファンディング事業、その他事業(アセットマネジメント)も展開している。

 1月22日には、エクイティ投資型商品の提供に向けて、1月19日付で投資運用業および電子申込型電子募集取扱業務の登録を完了したと発表している。これまで不動産のプロに限られてきた不動産投資を、クラウドファンディングの手法を用いて、一般の個人投資家にも開放することが可能になる。

■17年12月期大幅増収増益予想、18年12月期も収益拡大期待

 17年12月期連結業績予想(12月12日に増額修正)は、売上高が16年12月期比88.6%増の87億86百万円、営業利益が80.6%増の13億54百万円、経常利益が69.0%増の11億88百万円、純利益が63.7%増の7億66百万円としている。

 コーポレートファンディング事業において販売用不動産の売却が順調に進展している。物件売却によって変動しやすいが、18年12月期も収益拡大が期待される。

■株価は上場来高値更新

 株価(17年12月15日付で株式2分割)は、1月24日に2380円まで急進した。17年10月2355円を突破して上場来高値更新の展開だ。1月25日の終値は2245円、前期推定連結PERは約26倍、時価総額は約234億円である。目先的な過熱感を冷ますための自律調整を交えながら上値を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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