後場に注目すべき3つのポイント~日経平均は反発、理想的上昇も自律反発の域は脱しておらず

2017年11月16日 12:42

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記事提供元:フィスコ


*12:42JST 後場に注目すべき3つのポイント~日経平均は反発、理想的上昇も自律反発の域は脱しておらず
16日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・日経平均は反発、理想的上昇も自律反発の域は脱しておらず
・ドル・円は112円96銭、戻りが鈍い、米税制改正の不透明感で
・値上がり寄与トップはファーストリテ<9984>、同2位はソフトバンクG<9984>

■日経平均は反発、理想的上昇も自律反発の域は脱しておらず

日経平均は反発。182.13円高の22210.45円(出来高概算7億9000万株)で前場の取引を終えた。15日のNY市場は、アジア・欧州株がほぼ全面安となったほか、原油相場の下落や税制改革への先行き不透明感から下落。円相場は1ドル112円80銭台で推移するなか、日経平均は22000円を割り込んで始まった。


しかし、同水準に位置する25日線が支持線として意識されるなか、寄付き後早い段階で自律反発の流れをみせている。先物主導によるインデックスに絡んだ売買のほか、足元で連れ安となっていた中小型株も軒並みリバウンドをみせている。じり高基調が続く中、日経平均は前引け間際に22214.53円とまで上げ幅を拡大させた。


日経平均は理想的なリバウンドをみせており、東証1部の値上がり数は1500を超えており、全体の7割を占めている。ただし、自律反発の域は脱しておらず、5日線が上値抵抗として意識されそうである。5日線は22336円辺りに位置しているため上値余地はあろうが、大引け前30分の動向には注意する必要もあろう。また、中小型株についても自律反発の範囲内であり、持続性は見極めが必要。そのため、強いトレンドの銘柄での順ばりといった流れになりそうだ。

(株式部長・アナリスト 村瀬智一)


■ドル・円は112円96銭、戻りが鈍い、米税制改正の不透明感で

16日午前の東京市場でドル・円は戻りの鈍い展開。米税制改正に不透明感が広がり、ドル買いは限定的となった。

ドル・円は前日海外市場で112円半ばまで下げたが、本日のアジア市場ではやや値を戻す展開となっている。ただ、日経平均株価が堅調地合いとなっているものの、米税制改正の不透明感からドル買いは強まっていないようだ。

ランチタイムの日経平均先物は堅調地合いが続き、目先の日本株の上昇基調が見込まれリスク選好的な円売りに振れやすい。また、米10年債利回りが朝方から切り上げる展開となり、ドル買いが観測される。

ここまでの取引レンジは、ドル・円は112円76銭から113円03銭、ユーロ・円は132円80銭から133円13銭、ユーロ・ドルは1.1769ドルから1.1792ドルで推移した。

(為替・債券アナリスト 吉池威)


■後場のチェック銘柄

・アカツキ<3932>やオーケストラ<6533>がストップ高
※一時ストップ高・安(気配値)を含みます

・値上がり寄与トップはファーストリテ<9984>、同2位はソフトバンクG<9984>

■経済指標・要人発言

・トランプ米大統領
「下院で明日重要な採決。減税に近づきつつある」

・ウィルキンス・カナダ銀行上級副総裁
「金利決定が支出にどのような影響を及ぼすか不明な場合、慎重な対応が賢明」

☆後場の注目スケジュール☆

<国内>
・12:45 20年国債入札の結果発表

<海外>
特になし《DM》

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