LINEと博報堂DYデジタル、「LINE」での広告効果最大化へ

2017年8月18日 11:37

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 LINEでは、国内月間利用者数7,000万人(2017年6月時点)という圧倒的なユーザーを誇る媒体だ。現在、LINEは利用者に企業から直接情報を発信できる「LINE公式アカウント」や、企業独自のスタンプを提供できる「スポンサードスタンプ」、企業が「LINE」に開設したアカウントと、企業が持つ顧客データベースや基幹システムなどを連携できる「LINE ビジネスコネクト」など多数の広告サービスを展開している。広告を利用者に確実に届けるためにLINEと博報堂DYデジタルがダッグを組む。

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 具体的には、LINEの各種広告サービスにおける独自のエンゲージメント指標(ブランドとユーザーの親密さ)をより具体的にし、広告効果の最大化を実現するための共同プロジェクトを開始する。

 デジタル化によって入手可能になった「リアルタイム×365日の生活者の情報行動・購買行動のデータ」に、博報堂DYグループの強みである独自のクリエイティブ力とプランニング力」を活かし、ユーザーと企業・ブランドとの結びつきの発生や上昇を表すエンゲージメント指標において、LINE独自の指標を確立・可視化し、ブランド広告企業のマーケティング活動の最適化、および広告効果の最大化を図っていく。

 本プロジェクトの調査部門は、LINEが保有する300万人(2017年7月時点)のアクティブなスマートフォン調査パネルを持つスマホ専用のリサーチプラットフォーム「LINE Research Platform」を活用。これにより、より代表性の高いスマートフォン広告の効果の計測が可能となるという。

 第1弾では「LINE公式アカウント」と「スポンサードスタンプ」を対象とし、ユーザーの態度変容から独自のエンゲージメント指標を探る調査を実施 。広告出稿前後におけるユーザーの広告認知度やブランド認知度・利用経験・好意度・利用意向などの態度変容を調査し、その結果をもとにエンゲージメント指標を調査・精緻化していく。便利かつ楽しいLINE、利用者は年々増えている。売上げも急上昇中のLINEの次なる戦略に目が離せない。(記事:久保圭大郎・記事一覧を見る

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