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10日の中国本土市場概況:上海総合0.9%安と反落、保険・銀行株は逆行高
*17:08JST 10日の中国本土市場概況:上海総合0.9%安と反落、保険・銀行株は逆行高
10日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比27.74ポイント(0.90%)安の3052.78ポイントと反落した。上海A株指数も下落し、29.06ポイント(0.90%)安の3196.82ポイントで取引を終えている。
国内景気の先行きが改めて不安視された格好。朝方公表された今年4月の中国物価統計では、企業活動の目安となる生産者物価指数(PPI)が下振れたことが判明した(2カ月連続で前月から低下)。これまでに公表された同月の経済指標では、製造業PMIや貿易統計が予想を下回る内容だった。今年1~3月期の中国GDP成長率が6.9%と政府目標の6.5%前後を上回るなか、下期にかけて経済が減速するとの見方も流れている。政策期待の高まりなどで指数はプラス圏で推移していたが、後場に入り売りが徐々に増えた。
業種別では、発電設備やゼネコンなどインフラ関連株の下げが目立つ。上海電気集団(601727/SH)が8.8%安、中国鉄建(601186/SH)が2.0%安で引けた。非鉄や鉄鋼、セメントなどの素材株も安い。河北省での「雄安新区」設立に絡み同地や北京、天津などに拠点を置く銘柄群は中盤から急落した。建築材料の北京金隅(601992/SH)が8.1%安、インフラ・公共設備運営の北京首創(600008/SH)が7.4%安、送配電機器の保定天威保変電気(600550/SH)が6.6%安と値を下げている。不動産株もさえない。不動産バブルの抑制に向け、中国の各都市で引き締めが強化されていることがマイナス材料。自動車株や運輸関連株、消費関連株なども売られている。
半面、保険株と銀行株はしっかり。中国平安保険(601318/SH)が4.9%高、中国人寿保険(601628/SH)が3.6%高、招商銀行(600036/SH)が1.2%高と上昇した。保険株に関しては、中国国債の利回り急伸が引き続き材料視されている。10年債利回りは、足元で約2年ぶりの高水準に達した。
一方、外貨建てB株相場は値下がり。上海B株指数が2.66ポイント(0.82%)安の322.55ポイント、深センB株指数が0.78ポイント(0.07%)安の1078.67ポイントで終了した。
【亜州IR】《WA》
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