北朝鮮情勢緊迫化で円はどう動く?

2017年4月12日 09:58

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記事提供元:フィスコ


*09:58JST 北朝鮮情勢緊迫化で円はどう動く?
 11日の欧米市場でドル・円は11月18日以来となる110円割れとなった。ロシアと米国の関係が急速に悪化していることがリスク回避の取引拡大につながっているとの見方が多い。主要通貨に対して日本円は全面高となったが、市場関係者の間では「リスク選好的な円売りポジションを解消する動きによるもの」との声が聞かれている。

 ただし、状況次第で米国は北朝鮮に対する武力行使を辞さないとの指摘もあり、北東アジアにおける地政学的リスクがさらに高まった場合、市場関係者の間からは「日本にも影響が及ぶことを考えるとドル買い・円売りが拡大し、ドルは主要通貨に対して全面高となる」との声が聞かれている。なお、地政学的リスクの高まりは米国の金融政策にも影響を及ぼすことから、一部の市場関係者は米連邦準備理事会(FRB)は利上げを停止し、不測の事態に備えると予想している。《MK》

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