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え?2パターンあるの?それなら、どっちがいい? 鋼の錬金術師 シリーズ
え?2パターンあるの?それなら、どっちがいい? 鋼の錬金術師 シリーズ[写真拡大]
記事提供元:アニメコラムサイト|あにぶ
「 鋼の錬金術師 」2001年~2010年という長期連載でありながら非常に人気があり、 漫画連載途中にアニメ第1作が登場しました。漫画の方は毎月発行される月刊誌ということ、 それに対してアニメの方は毎週放送であった為に、ファンの間で「漫画のストックないままやっちゃまずいよ」という声が上がりました。
その後、「 鋼の錬金術師 」2作目は放送開始をした時期が、話の盛り上がりとストックが豊富にあった為に、無事にユーザーが納得のいく終わり方にもっていく事ができました。 監督の根本的な考え方から話の進行が変わった部分もあるのですが、なぜそこまで「 鋼の錬金術師 」が人気があるのか?今回はこのあたりを見てみましょう。
■2つの作品で決して崩れることがなかった「 鋼の錬金術師 」の要素。
この元々の話の根本的部分は、「人体錬成」と「賢者の石」。 錬金術をもとに実は「国土錬成陣」をこの物語となるアメストリス国内に作ることで、 ある人物が不老不死を得るというものが計画されていて、その要になる人物を 発掘することで、成功させようと企んだのが、実は軍だったというのがびっくりします。
しかし、その要となるには、「真理の扉」を開かなければならないけれども、 それをするには、「人体錬成」が必要と段々話を進めていくうちに、 見え隠れしてきます。エドワード兄弟も、父親が何らかの目的で消えてしまい、 母親を生き返らせようと、自分達で連勤儒を勉強し、「人体錬成」をするけれども、 失敗して、エドは左足、アルは全身、エドは真理の扉から出すために、自分の右腕で 真理の扉を開けて、魂のみを抜き出し、鎧に定着させます。
そこから手合わせ錬成を することができるようにはなります。 でも、このままじゃいけないと、調べぬいて「賢者の石」を探すのと、製造方法を 探し出すけれども、実はとんでもないことだったとわかります。 それは、2作品ともに共通して出てくる柱部分で、ここからが監督や監修の方々の 考え方で左右されてしまいます。
■強制終了と追い込まれた1作目
1作目の監督は、途中で漫画のスピードとほぼ一緒になったことはうすうす気づいたようで、 よく原作が漫画で、アニメ化したらスピードが合わなくなるという現象はよくあります。
某人気アニメは、漫画自体が週刊ジャンプであったので、多少追いついてしまっても、 アナザーストーリーを入れたり、火山の噴火を長引かせたり、修行の回数を増やすなど、 時間稼ぎルートか、アナザーストーリーでの回避ルートをしたのですが、 さすがに月刊誌の連載漫画となると、間に合わなかったというのがあります。
それと、監督の考えが、漫画に忠実にという方向性がなく、「一少年の成長」と とらえた為に、最後の終り方は、兄弟そろって元の体に戻るという兄弟間の約束が 消滅する形になってしまいました。
■リベンジとして製作の2作品目 FULLMETAL ALCEMIST
それから、しばらく時間が経ち、連載もほぼ終了かもという時期にあらためて 原作に忠実にそして、世界観を壊さないという監督やアニメ監修のもとに、 「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCEMIST」がスタートしました。
漢字の題名にあえて英語を入れたのは、「1作目とは違う」という意味でのことかと 考えられます。 主人公の声優は変わらなかったものの、1作目からかなりの期間が過ぎている為、 キャストの見直しもされて、当時人気の高かった声優さんで、しかも読者からも 納得のいく声優陣をそろえてのスタートでした。
1作目では存在感が薄かった「ホムンクルス」や「お父様」そして、 エドとアルの父親で実は飛んでもない秘密を持つ「ヴァン・ホーエンハイム」が ようやくくっきりと登場してくれて、賢者の石や国土錬成陣の謎をしっかり、原作から 外れることなく出したことで、2作目は大好評のうちに終わりました。
■アニメ映画化や実写映画化の話はあるのだけれども?
実は、不消化のまま終わった1作目の埋め合わせをする為に、 「劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラの道を征く者」が上映されていますが、 いまひとつ興業成績は悪かったという悲しい結果があります。
だから、この失敗があるので、アニメ映画化はないと思われていたのですが、 生身の人間を使った映画化が計画されていて、キャストも決まっています。 設定年齢も15歳から20歳の設定に置き換わっているので、ファンからは ブーイングが出ています。アルもどうするんだろうというファンの心配があります。
どうなることになるかはわかりませんが、生身の実写化は一度は見る価値は あるかもしれません。
■原作者が思うこと&まとめ
これはもうまとめとしての言葉になります。原作者の「荒川弘」さんは、 人体錬成とか面白いテーマを持ってきていますが、死んだ人間は絶対戻ることは なくて、それが真理であること、そして、毎日のことに、感謝の気持ちを伝えることは 物語で大切にされているとある雑誌のインタビューで答えています。
2作目の方が原作者の気持ちにかなり沿った作品とも言えます。
タイトル
・鋼の錬金術師
・鋼の錬金術師 FULLMETAL ALLCHEMIST
監督
・水島精二(一作目)
・入江泰弘(二作目)
放送期間
1作目:2003年10月4日~2004年10月2日
2作目:2009年4月5日~2010年7月4日
※どちらもMBS・TBS系列で放送
主な声優
エドワード・エルリック:朴 璐美
アルフォンス・エルリック:釘宮 理恵
ウィンリィ・ロックウェル:豊川 めぐみ(1作目)・高本めぐみ(2作目)
ロイ・マスタング:大川 透(1作目)・三木 眞一郎(2作目)
リザ・ホークアイ:根本 美智子(1作目)・折笠富美子(2作目)
他
製作会社
1作目:毎日放送・アニプレックス・ボンズ
2作目:ボンズ・鋼の錬金術師製作委員会
その他の情報
原作 / 荒川弘(月刊コミックガンガン刊)
貴方の ハガレン はどちらから?「鋼の錬金術師」と「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」
(あにぶ編集部/あにぶ編集部)
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