サンフレッチェ広島が優勝　スーパーカップ

　8日、サッカーのスーパーカップが国立競技場で行われ、サンフレッチェ広島がヴィッセル神戸に2-0で勝利した。

　来季から秋春制へ移行するに伴い、現行の形では最後とるスーパーカップの勝者は、広島に決まった。広島は9年ぶり5度目の優勝を飾り、2025年シーズンは幸先の良いスタートとなった。

　2025年国内サッカーの開幕試合は、昨年JリーグJ1と天皇杯2冠のヴィッセル神戸と、Jリーグ2位のサンフレッチェ広島とが対戦。

　試合は開始直後から、広島が新加入のFWジャーメイン良を中心に、ゴールチャンスを何度も作る展開となる。すると早い時間に先制に成功し、神戸にチャンスらしいカウンターも与えない落ち着いた守りを見せる。神戸は後半途中から3人を同時投入し一気に逆転を狙うも、逆に広島がセットプレーで追加点を挙げそのまま終了した。

　前半12分、広島は右サイドの中野就斗がクロスを上げると、PA中央付近でアルスランがバランスを崩しながらもヘッドで合わせる。これがゴールバーに当たりながらゴールインする。

　後半19分、神戸は昨年からも攻撃の核となっていた武藤嘉紀、大迫勇也、酒井高徳を一気に投入する。しかし後半25分、広島は菅大輝のCKを荒木隼人がPA中央付近で打点の高いヘッドで合わせ、貴重な追加点を挙げる。

　残り時間、神戸は武藤、大迫らがゴール前に迫るもゴールは生まれなかった。