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稲田防衛相、沖縄海兵隊移転状況とTHAAD視察へ
稲田朋美防衛大臣は10日の記者会見で「12日から13日まで在沖縄米海兵隊のグアム移転の進捗状況を確認するため、グアムを訪問する」と発表した。アンダーセン空軍基地、海軍アプラ地区などグアム移転事業関連地区を視察するほか、在グアム米軍部隊を視察予定にあげた。
稲田大臣は「沖縄の負担軽減に直結する重要な取り組みと思っており、この在沖縄米海兵隊のグアム移転事業をしっかりと日米間で緊密に協力し、取り組んでいるところなので、その進捗状況等をしっかりと見ていきたい」とした。
また、記者団から、グアムでは米最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)について視察するのかとの問いに「アンダーセン空軍基地で視察する」と答えた。
稲田大臣は「安全保障環境は厳しくなっている。おりますし、弾道ミサイルの脅威については、わが国自身のBMD(弾道ミサイル防衛システム)整備とともに、日米安保体制による抑止力・対処力向上に努めることで、適切に対応する。またBMDシステム整備については防衛省・自衛隊において、わが国全域を常時防護し得る能力を強化するため、将来の弾道ミサイル迎撃体制についての調査研究を実施するなど様々な取り組みを行っており、防衛省として現段階でTHAAD導入の具体的計画はないが、このような新たなアセットの導入は具体的な能力強化策の一つとなり得ると思っている」と導入を視野に検討していることを示した。(編集担当:森高龍二)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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