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ユニ・チャーム、使用済み紙おむつの再生化技術を開発
ユニ・チャームは30日、使用済み紙おむつのパルプを再生し資源化する技術を開発したと発表した。
同社では大人用紙おむつの新たな再生技術としてオゾン処理方法(使用済み紙おむつのパルプを使用前パルプと同等の品質にする方法)を開発し、この処理を行った場合の環境負荷低減効果と、資材の安全性の評価を行った。
評価はLCA(ライフサイクルアセスメント)の手法を用いて、焼却処理方法と新開発処理方法の2つの処理システムを対象に比較した。汚泥を一般的な燃焼処理をしたとするシナリオによる分析の結果、平均で約31%の温室効果ガスの削減効果があることを確認できた。
また、使用済み紙おむつから再生パルプまでの各工程で、細菌の検出と清浄度指数としての蛋白濃度の測定を実施した。システムの構築に沿った工程の各時点で細菌の検出と種類の変化を分析し、清浄度指標として蛋白質濃度をModefied Lowry法で分析した。大腸菌群はオゾン処理後に検出されなかった。
これらにより、焼却処理より温室効果ガスを削減する環境に優しい技術であることが確認できたという。さらに改善を加えることで30%以上の温室効果ガス削減効果があることもわかった。今後は、事業化の可能性の追求と 事業化における経済性・社会性・安全性及び総合的な環境影響も検証する。
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