電通とヤフー、新しいタイプのクラウドファンディングサービスを発表

2015年10月27日 16:25

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「reU funding(リユー ファンディング)」のサービスのイメージ図(写真:電通発表資料より)

「reU funding(リユー ファンディング)」のサービスのイメージ図(写真:電通発表資料より)[写真拡大]

 電通は27日、ヤフーが運営する「ヤフオク!」と共同で、リユースを通じて人の夢や未来を応援するという新しい仕組みのクラウドファンディングサービスの開始を発表した。サービスの名称は「reU funding(リユー ファンディング)」で11月4日から開始する。

 同サービスは、プロジェクトの賛同者が「ヤフオク!」を通じて、使わなくなったモノを販売。または、プロジェクト実行者の大切にしてきたモノなどを購入することで生まれたお金を賛同するプロジェクトに支援できるサービスである。これにより、リユースによる循環型社会の実現に貢献しながら、プロジェクト実行者の夢や未来を応援できる。この点で、以前から行われているクラウドファンディングとは異なる「三方よし」の新しい社会的な取り組みになるという。

 同サービスのプロジェクト第1弾では、建て替えのため2015年8月末に本館を閉じた「ホテルオークラ東京」がプロジェクト実行者となる。同ホテルは、困難な立場の子どもにオーケストラ教育を行う団体「エル・システマジャパン」を支援するため、旧本館のテーブルセットやソファーなど300点以上を出品する。サービス開始の11月4日以降、ユーザーは購入することでプロジェクトへの支援が可能になる。また、第1弾以降も、他の法人・団体とによるプロジェクトの企画が進められる。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

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