NECと米HP、通信事業者向けネットワーク機能の仮想化で協業

2015年7月15日 19:37

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 日本電気(NEC)と米ヒューレット・パッカードカンパニー(HP)は15日、通信事業者向けNFV(Network Functions Virtualization:ネットワーク機能の仮想化)領域での協業に合意したと発表した。

 協業に基づき、両社は、NECが開発した仮想化ネットワーク機能(Virtualized Network Functions:VNF)やVNF運用管理ソフトウェアと、OpenStack、Linux KVMをベースにしたHPのNFVプラットフォームであるHP Helion OpenStackR Carrier Gradeを組み合わせたNFVソリューションを共同で提供していく。

 このソリューションは、欧州電気通信標準化機構(ETSI)が標準化を進めている仕様に基づくオープンなものである。ハードウェアにはHP製のサーバ、ネットワーク、ストレージが使われる。両社はこのソリューションを年内に提供開始する予定。また、両社のソリューションを検証するためのNFVデモシステムを共同で開発していく。

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