NEC、グループ全体で顔認証や管理システム構築でマイナンバー制度に対応

2015年6月29日 17:16

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画像認識技術を採用した「スマートフォン用マイナンバー収集アプリケーション(NECの発表資料より)

画像認識技術を採用した「スマートフォン用マイナンバー収集アプリケーション(NECの発表資料より)[写真拡大]

  • サイバー攻撃の常時監視を行う「サイバーセキュリティ・ファクトリー」(NECの発表資料より)

 NECは29日、グループ全社がマイナンバー制度へ対応するための取り組みとして、番号の収集・保管・運用を実現する一連のシステムを構築すると発表した。

 今回構築するシステムは、1)顔認証による入退室管理や先進のネットワーク技術SDNを活用した「専用オペレーションルーム」、2) サイバー攻撃の常時遠隔監視などセキュリティ対策を実現した「個人番号管理システム」、3) 画像認識技術で収集時の入力ミス低減とペーパーレスを推進する「スマートフォン用アプリケーション」、など。

 まず、マイナンバーガイドラインの物理的安全管理措置として、マイナンバーを扱う「専用オペレーションルーム」と、サーバなどデータセンタ内のシステムを管理する「専用マシンルーム」を設置する。そして、従業員と家族、および個人事業主のマイナンバー約20万人分を格納できる「個人番号管理システム」を人事給与システムのサブシステムとして構築し、集中管理する。このシステムは、NECの標的型攻撃対策の専門家がリアルタイムに遠隔監視する「サイバーセキュリティ・ファクトリー」において、セキュリティを確保している。

 また、画像認識を用いたスマートフォン用アプリケーションや、ワークフローシステムによるマイナンバー収集を行う。

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