ドコモ、「プレミアム4G」対応した移動基地局車を稼働開始―災害時やイベント向け

2015年6月26日 16:43

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「PREMIUM 4G」に対応した移動基地局車外観(写真:ドコモ発表資料より)

「PREMIUM 4G」に対応した移動基地局車外観(写真:ドコモ発表資料より)[写真拡大]

 ドコモは25日、地震や大雨などの自然災害や集客イベント時の通信確保を目的として、「PREMIUM 4GTM」(受信時最大225Mbps)に対応した移動基地局車を、28日から運用開始すると発表した。

 今回運用を開始する「PREMIUM 4GTM」の移動基地局車は、28日に開催される宝塚記念、7月25日の天神祭、8月15日から8月16日のSUMMER SONIC(大阪)などの集客イベントに出動する。

 同社は、移動基地局車を65台(内、「PREMIUM 4G」に対応した移動基地局車は3台)を保有する。昨年度は223回出動。移動基地局車は、大規模災害時の被災地における迅速なエリア復旧や、花火大会、大型コンサートなどの集客イベント時に、基地局車周辺における通信を確保、または通信品質の維持や向上を目的に導入されている。「PREMIUM 4G」に対応することで、利用者はこれまで以上に、快適に高速通信を利用できるようになる。

 「PREMIUM 4G」は、同社の登録商標で、LTE-Advancedの主要技術の1つであるキャリアアグリゲーションを使用した、受信時に最大225Mbpsの通信ができるサービスのこと。サービスは本年3月27日から開始されており、利用できるエリアは、本年5月末時点で41都道府県206都市。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

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