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ファナック、機械学習や深層学習を活用した技術開発でPFNとの協業を発表
ファナックは10日、Preferred Networks(PFN)と工作機械やロボットなどの高度なインテリジェント化を目指して、機械学習や深層学習(ディープラーニング)を活かした技術開発で協業すると発表した。
現在、インダストリー4.0やインダストリアルインターネットなどに代表される次世代の製造業を支える仕組みとして、IoTが非常に多くの注目を集めている。しかし、データ量が飛躍的に増大し、集めた大量のデータ(ビッグデータ)をどのように活かしていくのか、どのようにリアルタイム処理をするのかが、大きな課題となりつつあるという。
そこで、よりエッジ(機械側)に近い場所で大量のデータをリアルタイムかつインテリジェントに処理し、工作機械やロボットをコアとするモノづくりの現場における高度な自動化を目指す。その手段として、機械学習や深層学習が必要になるという。
一方、これまで機械学習や深層学習はサイバー空間での分野で適用が進んできたため、フィジカルなモノづくりの現場での、工作機械やロボットへの適用までには至っていない。そこで、PFNの持つ最先端の機械学習や深層学習の技術とファナックの持つ多くの技術を融合し、これらの機械に適用する。
これによって、インダストリー4.0の適用範囲を包含するモノづくりの現場で、これまでにない高度な自動化の実現を目指すという。PFNとの協業はファナックの業務全般で行われる予定。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る)
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