NEC、ホテル業務の基幹システムや顔認証を海外市場向けに体系化・販売開始

2015年6月10日 16:15

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 NECは10日、ホテル向けの各種ソリューションを「NEC Smart Hospitality Solutions」として体系化し、海外市場での販売を開始したと発表した。

 「NEC Smart Hospitality Solutions」は、ホテル基幹業務システム「NEHOPS」、顔認証システム「NeoFace」、コミュニケーションサーバ「UNIVERGE SVシリーズ」、デジタルサイネージ、客室管理システムなど、ホテル業務に関連する各種ソリューションを体系化したもの。

 具体的には、ホテル玄関に設置したカメラの映像とホテル基幹システムに登録されたVIPの顔データを、顔認証システムを利用してリアルタイムに照合し、VIPの到着に合わせて顧客ニーズに適したサービスを提供することが可能となる。また、ホテルのチェックイン・チェックアウトの手続きやルームサービスの注文などを、タブレット端末や顧客のスマートフォンから行えるようにし、利便性を高めることも可能となる。

 NECは4月には、一台のサーバ上にコミュニケーションサーバやボイスメール、ホテル基幹業務システムとの連携機能などを搭載したホテル向け統合プラットフォーム「Application Platform for Hotels」をアジア市場で販売開始した。今後もホテル基幹業務システムをはじめとする各種ソリューションを「Application Platform for Hotels」に搭載していく予定。

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