マイクロソフト、SUUMOと連携し新しい住宅・不動産情報検索サービスを提供

2015年5月26日 10:34

印刷

「Bing不動産」の地図上での物件ピン表示例(写真:日本マイクロソフト発表資料より)

「Bing不動産」の地図上での物件ピン表示例(写真:日本マイクロソフト発表資料より)[写真拡大]

  • 物件詳細情報表示例 (物件イメージギャラリー)
  • オーバーレイ機能(用途地域)

 日本マイクロソフトとリクルートは25日、Web上の地図技術を活用した新しい住宅・不動産情報検索サービス「Bing不動産」を提供開始すると発表した。

 新サービスでは、マイクロソフトがグローバルで展開している地図プラットフォーム「Bing Maps」の技術と、SUUMOが保有する住宅・不動産の購入・賃貸の物件情報が統合され、地図上に詳しく、豊かな表現で表示される。これにより、利用者は視覚的・直感的に物件を検索できるようになる。

 主な特徴は、物件所在地の周辺にあるさまざまな施設の場所(コンビニ、バス停、駅、郵便局など)が、地図上に視覚的で直感的な情報として提供されることである。これにより利用者は、物件周辺の環境をより具体的なイメージを持って確認できるようになり、物件の文字情報だけではわからない利便性や住環境の快適さまで具体的に理解できるという。

 また、一般的な不動産・住宅情報サイトと同様な、価格帯、面積、間取り、最寄り駅からの所要時間などの条件による検索の他、地図上に表示された物件のみを対象とした絞り込みも可能となる。物件を探す際に有益な付加情報を、地図上に「重ねて」表示もできる。

 さらに、地図を主体とした特徴を活かして、新しい物件探しの手法が提案される予定。その第一弾として、物件検討の主要な意思決定者が複数いる場合に、さまざまな条件付けから両者の「落としどころ」となりそうな候補物件を提示する機能「パワーバランス検索」(仮称)が2015年後半に提供される予定。具体的には、共働き世帯で夫婦の勤務先が離れている場合に、想定候補物件を提示するなどの利用方法が考えられている。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

関連記事