国際石油開発帝石、豪州沖合コニストン油田で原油生産開始

2015年5月11日 18:39

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沖合生産・貯油出荷施設(国際石油開発帝石の発表資料より)

沖合生産・貯油出荷施設(国際石油開発帝石の発表資料より)[写真拡大]

  • 鉱区位置図(国際石油開発帝石の発表資料より)

 国際石油開発帝石は11日、子会社であるアルファ石油株式会社を通じて、オペレーターの米国のアパッチ社とともに開発を進めていたオーストラリア西豪州沖合WA-35-L鉱区および同鉱区北部に隣接するWA-55-L鉱区に跨るコニストン油田から原油生産が開始されたと発表した。

 この油田は、2011年12月より開発作業が進められてきた油田で、国際石油開発帝石が権益を保有し原油の生産操業が行われているヴァンゴッホ油田の北方約6km、水深約380mに位置する。当初1年間の原油の平均生産量は日量約 1万8,000 バレルを見込んでおり、生産された原油は、ヴァンゴッホ油田の原油生産操業で使用されている沖合生産・貯油出荷施設(FPSO:Floating Production Storage and Offloading)に送油され、貯油・出荷される。

 オーストラリアは、国際石油開発帝石の中核的事業地域の一つであり、オペレーターとして進める大規模 LNG開発プロジェクトであるイクシスLNGプロジェクトのほか、複数の探鉱・開発・生産プロジェクトを展開しており、今後もオーストラリアおよび周辺地域での事業展開に積極的に取り組んでいく方針。

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