ヤマハ発、パキスタンの二輪車製造拠点が稼動開始

　ヤマハ発動機は28日、2014年4月から建設を進めていたパキスタンのYamaha Motor Pakistan （Private） Ltd（YMPK）の二輪車製造工場をこのほど完成させ、稼動セレモニーを行ったと発表した。

　新工場は、カラチ市のBin Qasim（ビンカシム）工業団地に20万m2の土地を確保し、延床面積1万7,000m2の工場建屋を建設、従業員約200人で操業を開始した。稼動初年度である2015年は3万台の生産を予定しており、2020年には年産30～40万台規模を目指す。

　同社は、1975年に同国のDawoodグループと合弁契約を締結し、ヤマハブランドの二輪車製造・販売の合弁事業を行っていた。その後2008年に合弁契約を解消、2012年6月までは技術援助契約にのっとりDawoodグループによるヤマハブランド二輪車の製造・販売が継続されていた。以降、ヤマハ発動機単独でのパキスタン再進出を模索し、2013年のYMPK設立、このたびの工場稼動にいたった。