ローソンと佐川、店舗近隣に配送・御用聞きを行う新会社を6月に設立

2015年4月8日 09:53

印刷

 ローソンと佐川急便を傘下に持つSGホールディングスは7日、業務提携を行い、共同事業会社「SGローソン」を6月14日に設立すると発表した。ローソン店舗から半径500m以内の小商圏配送・御用聞きサービス「SGローソン マチの暮らしサポート」の開始を検討する。開始当初は東京都世田谷区内の約20店で導入し、2015年度中には、東京都内約100店に拡大させる予定。

 新会社「SGローソン」は資本金は約1億円。出資比率はローソンが51%、SGホールディングスが49%。7月には佐川急便の取引先のオンラインショップなどで購入した商品をローソン店舗(ローソンストア100を除く)で受け取れるようにする。
 
 両社では、高齢化の進行や買い物場所の減少による買い物弱者が社会的課題となっているほか、働く女性や1~2人世帯の増加に伴う消費環境の変化により、消費者もニーズは多様化し、パソコンやスマートフォンなどでの商品の注文も増加していると分析。

 ローソンでは、他の企業に店舗インフラを解放する「オープンプラットフォーム」を強化し、グループ以外の企業が店舗を拠点とした注文・受取り・宅配サービス網を構築できるようにしている。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

関連記事