NEC、米Norse社と提携しサイバーセキュリティ事業を強化

2015年3月16日 14:43

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Norseの「IP VIKING Live」の画面イメージ (NECの発表資料より)

Norseの「IP VIKING Live」の画面イメージ (NECの発表資料より)[写真拡大]

 NECとNECの子会社インフォセックは16日、米国のサイバー攻撃情報サービス会社のNorse Corporationと提携し、サイバーセキュリティ事業で重要な「情報」(サイバーインテリジェンス)を強化すると発表した。

 今回Norseのサービスをサイバーインテリジェンスに組み入れることにより、世界の幅広い攻撃者の行動パターンを分析し攻撃プロセスなどをいち早く検知する情報を提供する。同時にインフォセックは、Norseと全世界対象の1次代理店契約を締結し、まず、日本国内およびASEAN各国にNorseのサービスを販売する。

 Norseは世界40か国にある約160のデータセンターから1日あたり200テラバイトのサイバー攻撃情報を収集・分析しサービスを提供している。一方、NECは、20年にわたりNECグループ全体のシステムを守ってきた経験と実績で培った技術やセキュリティインテリジェンスにNorseのサービスを組み入れることで、セキュリティ対策を導入から緊急対応までワンストップで提供する「サイバーセキュリティ総合支援サービス」や世界各地で検知された脅威・脆弱性情報に対処情報を加えて即座に提供する「脅威・脆弱性情報管理ソリューション」を強化する。

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