SBIホールディングス、フィリピンのリサール商業銀行と個人向け金融サービスで協業

2015年3月10日 10:46

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SBIホールディングスは、フィリピンのリサール商業銀行と、個人向け金融サービスのオンライン提供などで協業する。写真は、リサール商業銀行のWebサイト。

SBIホールディングスは、フィリピンのリサール商業銀行と、個人向け金融サービスのオンライン提供などで協業する。写真は、リサール商業銀行のWebサイト。[写真拡大]

 SBIホールディングスは9日、フィリピンの金融コングロマリットであるユーチェンコグループ傘下のリサール商業銀行と、銀行、証券、保険などを含む様々な個人向け金融サービスをオンラインで提供することを目的とした協業に関する覚書を締結したと発表した。

 リサール商業銀行は、法人・個人向け銀行サービスの他に子会社を通じて投資銀行、証券、FX、送金、クレジットカード等のサービスを提供している。2014年9月末時点において総資産は4,330億3,200万フィリピンペソ(約1兆1,258億円)で、フィリピン国内大手銀行として口座数は650万を超え、預金残高は3,018億5,200万フィリピンペソ(約7,848億円)、445店舗の支店の他様々なチャネルにてサービスを提供している。

 今回合意した戦略的提携に基づき、今後ユーチェンコグループとSBIホールディングスグループはフィリピンで、リサール商業銀行並びにユーチェンコグループの顧客基盤と同グループが培ってきたオンライン金融事業を中心とするノウハウを融合させることで、銀行、証券、保険などの様々な個人向けオンライン金融サービスの提供を目指す。また、2015年内に発足が予定されているASEAN経済共同体での事業活動における協力も検討しているという。

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