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丸紅、フランスで欧州化学大手と合弁の熱電併給事業を開始
丸紅は5日、欧州化学品製造大手Solvayグループ傘下Solvay Energy Services SAS、およびフランス預金供託公庫子会社CDC Infrastructure SAS(CDCI)とともに、フランスに合弁会社を設立し、Solvayがフランス・リヨン市に保有するポリマー工場、食品添加物工場、その他関連施設向けに熱電併給事業を行う長期契約を締結したと発表した。
今回の事業は、フランス・リヨン市ローヌ川沿いのケミカルバレーと呼ばれる化学工場密集地帯にて、合弁会社がガスタービン発電機(42.7MW)、排ガスボイラー(蒸気毎時90t)、およびガス焚きボイラー(蒸気毎時180t)を保有・運転し、近隣のSolvay 4工場、および外部2工場向けに効率的な熱電併給を行うもの。近隣地域では今後も引き続き高い熱蒸気需要が見込まれるため、安定操業を確認後、さらなる供給エリアの拡大を検討する予定だ。
Solvayは、欧州を初め米州、アジアに110以上の製造拠点を有する世界トップクラスの化学品メーカーで、競争力のさらなる向上を図るため、傘下工場のエネルギー効率改善に取り組んでいる。また、CDCIは、フランス政府100%保有の預金供託公庫CDC傘下の、エネルギー・インフラ関連設備投資を管轄する子会社で、欧州域内のエネルギー効率改善プロジェクトを促進する役割を担っているという。
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