資生堂とIBM、モバイル・アプリケーションで協業 資生堂のコンサルト活動を支援

2015年2月25日 14:42

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 米IBMは25日、資生堂と協業し、資生堂の日本国内約1万人のビューティーコンサルタントがユーザーの声を収集する業務アプリなどのモバイル・アプリケーションを活用して、新しいサービスや製品開発、コミュニケーションの実現を目指すと発表した。

 資生堂は、日本国内全てのビューティーコンサルタントが活用する専用のタブレット端末(ビューティータブレット)向けの業務アプリケーションを開発・管理するため、「IBM MobileFirst Platform」をアプリケーション開発の基盤として採用した。

 「IBM MobileFirst Platform」で開発した業務アプリケーションには、複数の社内業務機能が実装され、資生堂の既存システムと連携している。これにより、ビューティーコンサルタントは、アプリケーションひとつで、他のビューティーコンサルタントとの連絡、スケジュール管理、業務報告、その他業務改善に役立てることが可能になった。

 IBMのモバイル・アプリケーション環境で開発した業務アプリケーションでは、ビューティーコンサルタントが情報交換を通じてお互いに学びあうための仮想コミュニティーを提供する。例えば、写真、接客応対などのヒントやコツ、各自の業務に対する感想などを共有することで、日本全国のビューティーコンサルタントが誇りを持ち、さらなるチームワークを築く一助となるとしている。

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