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スズキ「SX4 S-CROSS」登場!ヨーロッパで鍛えた新AWD搭載
スズキの輸入車というと去年まで販売されていた「スプラッシュ」が記憶に新しいが、スプラッシュは良い車だった。スプラッシュは欧州車テイストがあり、昔ドイツで乗ったMT版はぜひ輸入して欲しいと感じていた。[写真拡大]
スズキ<7269>から小型のクロスオーバー「SX4 S-CROSS」が発売された。
スズキというと軽自動車のクロスオーバー「ハスラー」やクロスオーバーというジャンルの基となったライトクロカン「エスクード」等、クロスオーバーの生産には強く、クロスオーバー屋の老舗という感じもある。
今回登場したSX4 S-CROSSはスズキの小型乗用車づくりのノウハウと四輪駆動技術を結集してつくりあげた日常からアウトドアまで幅広い使用が可能なモデルだ。
ボディサイズは全長4300mm、全幅1765㎜、全高1575㎜。3ナンバーとなるが、ライバル車として想定するホンダ<7267>「ヴェゼル」や日産<7201>「ジューク」、そして近日発売のマツダ<7261>「CX-3」も同じようなサイズだ。
SX4 S-CROSSにはFFと4WDが用意されている。4WDは今回新しく採用された「ALLGRIP」という“電子制御”、“4モード走行切替”、“車両運動協調制御”、3つのテクノロジーが注目ポイントとなっているシステム。特にこのクラスではあまり注力されない「オフロード」性能も考えられているのは良い。
エンジンは1.6リッターのDOHC直4。流行りのダウンサイジングターボでもモーター付のハイブリッドでもない。Sエネチャージも無しだ。というのもSX4 S-CROSSはハンガリー製の輸入車。ヨーロッパの人々が普段の足として使っている普通の車を日本に輸出。というやり方。
何か特別なウリがあるかどうかはカタログやスペックの数値からはわからない。スズキの輸入車というと去年まで販売されていた「スプラッシュ」が記憶に新しいが、スプラッシュは良い車だった。スプラッシュは欧州車テイストがあり、昔ドイツで乗ったMT版はぜひ輸入して欲しいと感じていた。
スプラッシュのMTは発売されなかったが、その代わり「スイフト」に欧州仕様の足回りがついた「スイフトRS」が追加された。それにはMTも設定されている。スズキの欧州仕様に間違いはない。SX4 S-CROSSは日本思想の欧州車というイメージが当てはまる。質実剛健なコンパクトカーが欲しい人はVWよりスズキをどうぞ。価格は204万1200~225万7200円。(編集担当:久保田雄城)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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