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クレジットカードは「3枚持ちが最多」、利用額は「生活費の3割」 JCBが実態調査
クレジットカードの保有枚数の調査結果を示す図(JCBの発表資料より)[写真拡大]
ジェーシービーは20日、クレジットカードの保有・利用の実態について調査した「クレジットカードに関する総合調査」の2014年度の結果を発表した。調査の結果、クレジットカード保有者一人あたりの保有枚数は、3枚が23.1%、2枚が22.0%、1枚が21.1%で、「3枚持ち」が最も多い結果となった。
1番多く使うクレジットカードの利用理由は「ポイントやマイルが貯めやすいから(53.95%)」が1位、2番目に多く使うクレジットカードの理由1位(44.0%)は「入会金・年会費が他社と比較して安いから(無料含む)」であった。
2014年度の世帯あたりの月平均生活費は18万7,000円で、2013年度と比較して1,000円減少した一方で、月平均クレジットカード利用額は昨年比4,000円増の5万9,000円となり、生活費に占める割合の平均は30.7%であった。
クレジットカードを利用する業種としては、「オンラインショッピング(インターネット通販)」「携帯電話料金」「スーパーマーケット」「プロバイダー料金」「電気料金」「ガソリンスタンド」などが上位で、公共料金や保険料といった毎月発生する支払いでのカード利用は年々増加している。一方で「コンビニエンスストア」も年々増加しており、生活の様々な場面でクレジットカード決済が浸透してきていると同社は分析する。
電子マネーの保有率は79.3%となり、2011年度の66.7%、2012年度の70.4%、2013年度の72.3%から順調に拡大している。中でも首都圏においては、保有率が88.7%と9割近くが電子マネーを保有している結果となった。利用業種は、「鉄道・地下鉄・バス」が最多(46.3%)で、次に「コンビニエンスストア」(42.1%)、3位が「スーパーマーケット」(28.3%)となり、電子マネーはとくにスムーズな決済が求められるシーンで浸透してきていることが窺える。
調査は、同社が2000年以降毎年、日本全国の一般消費者3,500人(20代から60代の男女。JCBカードの保有有無は不問)に対して、インターネットにより行っている。(記事:宮野 浩・記事一覧を見る)
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