AITとウイングアーク1st、クラウド上でのCRM/SFAと情報活用ダッシュボードで協業

2015年2月12日 22:02

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 AITとウイングアーク1stの2社は12日、CRM顧客管理/SFA営業支援ツールと情報活用ダッシュボードを連携させ、IBMの提供しているクラウド上でのサービスを提供するために協業すると発表した。

 協業の目的は、企業を取り巻く顧客との接点がオムニチャネル化で多様化・複雑化し、業務の効率化、円滑な情報提供、そして迅速な意思決定など激しく変化するビジネスの状況をリアルタイムに把握することが重要になってきているが、リアルタイムな状況把握は難しくなっていることの解決を図るためである。

 そのために両社は、AITが国内で販売・導入をしているCRM顧客管理/SFA営業支援ツールの「SugarCRM」に、ウイングアーク1stが提供する蓄積されたビッグデータを可視化できる「MotionBoard」を連携させ、顧客情報の可視化環境を構築する。そして、それをIBMのクラウドプラットフォーム「SoftLayer」上で提供し、的確で迅速な意思決定を支援する。

 「SugarCRM」と「MotionBoard」連携のメリットは、「顧客情報の可視化」、「意思決定の迅速化」、そしてこの2つを活用した「マーケティング活動」、および「活用現場でのカスタマーエクスペリエンスの向上」である。

 なお、「SugarCRM」は、アメリカSugarCRM,Inc.のCRM顧客管理/SFA営業支援ツールで、全世界26言語7,000社以上で利用されている。「MotionBoard」は、企業システム内に蓄積された膨大な情報を可視化する情報活用ダッシュボードである。「SoftLayer」は、140カ国、21,000社以上にされているクラウドサービスである。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

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