ベネッセ、インテリジェンスとキャリア教育支援

2015年2月4日 10:37

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 ベネッセとインテリジェンスは3日、大学生・社会人を対象に総合的な人材育成事業を行う合弁会社を設立すると発表した。ベネッセが持つ総合教育サービス・学校教育支援のノウハウと、インテリジェンスの持つ総合人材サービス・就業支援のノウハウを活かし、キャリア教育・キャリア形成支援を行う。

 就職の在り方および大学生の学修の在り方をめぐっては、従来の活動の見直しが盛んに進められる一方で、「教育」と「就業」のアンマッチといった課題が指摘されている。

 また、文部科学省が初等・中等・高等教育それぞれにおけるキャリア教育、職業教育の導入を推進しているほか、国公私立の大学・短大で構成される就職問題懇談会と日本経済団体連合会との間で採用活動の後倒しに関する申し合わせが行われるなど、課題に対する取り組みが進む一方で、「3 万人を越える未就職大卒者の存在」「離職率の高い若年層の存在」などの課題は依然として残っている。

 こうしたなか、大学生が在学中から社会に出て必要な力を身につけられるように、また、社会に出てからも主体性をもって学び続けられるよう、今回の合弁会社の設立に至ったという。

 新しく設立する合弁会社では、大学生に向けた「企業参加型の学内インターンシップ」や「21 世紀型スキルの育成・評価(アセスメント)」、さらに「内定者・新卒・社会人向けの研修」など、より実践的なサービスの提供を行うという。(記事:町田光・記事一覧を見る

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