住友商事、インドネシアに日野のトラック・バスのファイナンス会社設立

　住友商事は19日、日野自動車とインドネシア自動車ビジネス大手のIndomobil Multi Jasaとの3社合弁で、インドネシアに日野製トラック・バス向けのファイナンス会社Hino Finance Indonesiaを設立したと発表した。

　新会社は、インドネシアの首都ジャカルタに本社を置く。資本金は3,000億インドネシアルピア(約28億円)。出資比率は日野自動車が40%、Indomobil Multi Jasa が40%、住友商事グループが20%となっている。この新会社は、日野のトラック・バス向けの金融サービス提供を中心としたキャプティブファイナンス会社として販売金融事業を行うという。事業では、現地の販売代理店やディーラーと一体で、最適な車両の提案、車両の購入方法を紹介し、ワンストップで利便性の高いサービスを提供するとしている。

　インドネシアは、日野の国別販売台数では、日本に次ぎ、世界第2位の販売台数を占めている重要国。新会社の設立を機に、顧客の多様なニーズに対応していきたいとしている。（記事：松本 茂樹・記事一覧を見る）