トヨタ自動車、新型燃料電池車「FCV」の記者発表を18日にネットでライブ公開

2014年11月17日 13:09

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記事提供元:エコノミックニュース

先日の東京・有明「ビッグサイト」で行なわれたCEATECで展示紹介されたトヨタの燃料電池車「FCV」

先日の東京・有明「ビッグサイト」で行なわれたCEATECで展示紹介されたトヨタの燃料電池車「FCV」[写真拡大]

 トヨタ自動車は、年内に発売するとしていた新型燃料電池車「FCV」に関する記者発表会を2014年11月18日(火)10時00分より開催すると公式サイトで公表した。

 発表会の模様は、トヨタ・グローバル・サイト「newsroom.toyota」、または「ニコニコ生放送」「Ustream」でライブ中継(日本語・英語)行なう。つまり、プレスじゃなくても、誰でも会見を見ることが出来るというわけ。ライブ公開は2014年11月18日(火)の午前10:00~11:30を予定している。ライブ中継終了後、オンデマンド配信も行なう予定だ。

 このライブ中継をパソコン以外の端末、一部スマートフォンやタブレットで見るにはニコニコ生放送、Ustream仕様の都合上、専用のアプリをインストールする必要があるという。

 トヨタが世界に先駆けて発売する燃料電池車「FCV」とは、水素と酸素を化学反応させて電気をつくる燃料電池を動力源とするクルマだ。車両の開発には、トヨタが培ってきたハイブリッド技術をコアテクノロジーとして応用した。

 ガソリンに換わる燃料・水素は、環境にやさしく、さまざまな原料からつくることができるエネルギーで、トヨタは「サスティナブル・モビリティ」実現に向けての理想的なクルマと位置づけている。その早期普及を目指し、世界に先駆けて、2002年から燃料電池ハイブリッド車「トヨタFCHV」を日米で限定リリースするなど、燃料電池車の開発で実績を積んで来た。

 今回の新型「FCV」は既に公開はされてはいるが、細かなスペックなどは、18日のイベントで判明することになる。朝日新聞などの報道では、1台の購入に政府が200万円の補助金を出すとしており、ユーザーの負担は約500万円強となるという。すでに1000台を超える注文が舞い込んでいるらしい。すべては、18日の発表会で分かることだ。(編集担当:吉田恒)

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