日産、高級車「インフィニティ」を中国で現地生産開始

2014年11月7日 12:10

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日産自動車の高級車部門、インフィニティ・モーターが中国湖北省襄陽で現地生産を開始したインフィニティ「Q50L」(写真提供:日産自動車)

日産自動車の高級車部門、インフィニティ・モーターが中国湖北省襄陽で現地生産を開始したインフィニティ「Q50L」(写真提供:日産自動車)[写真拡大]

 日産自動車の高級車部門、インフィニティ・モーターは6日、中国湖北省襄陽で現地生産を開始し、第1号車のインフィニティ「Q50L」が正式にオフラインしたと発表した。インフィニティとしては中国で初の現地生産モデルとなる。

 今回の現地生産開始で、中国は、日本、アメリカに続く、インフィニティ3番目のグローバル生産拠点となる。今後はグローバル生産拠点の拡大とともに、同ブランドの商品ラインナップを更に強化していく計画。また、インフィニティにとって世界で2番目の市場規模を持つハブとして、中国事業の更なる発展と拡大に取り組むという。

 今回生産を開始した襄陽工場は、東風汽車と日産自動車が共同設立した東風日産の生産工場。同工場は、生産能力を年間25万台に増強しており、そのうちの6万台はインフィニティモデルの生産を担う。

 「Q50L」は、プレミアムスポーツセダン「Q50」のロングホイールベースモデルで、中国向けにデザインした。全長4,852mm、ホイールベース2,898mmと、標準モデルより全長、ホイールベースを延長し、セグメントトップクラスの広いレッグスペースを確保することで、後席にプレミアムな乗り心地を追加したという。

 世界初のステアリング技術「ダイレクト・アダプティブ・ステアリング(DAS)」など、輸入標準モデル「Q50」と同じく先進技術を搭載している。

 インフィニティ「Q50L」に加え、「QX50」ロングホイールベースの生産も、襄陽工場でまもなく開始する予定。

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