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【木村隆の相場展望】今週は怒濤の反発に期待、悪材料はことごとく織り込む
(10月14~17日)
10月第2週(10月14日-17日)は最悪の週になった。今週の株式市場は、米雇用の予想以上の改善による前週末の米株高とドル高・円安を受けて大幅続伸してスタート。その後は円相場が円高基調に転じたことから軟調な展開が続いた。週末は欧州や中国をはじめ世界景気への警戒から米株式相場が大幅安となったことを受け、大幅に4日続落となった。
大阪取引所がまとめた10月第1週の先物・オプションの投資部門別取引状況では、指数先物(日経平均先物・TOPIX先物のラージ・ミニ累計)で、海外投資家が8685億円の売り越し(前週は661億円の売り越し)となった。海外投資家に先物市場でいいようにやられた図式だ。
これにSQの要因が加わり、止めどない下げになった。ただ、考えられる悪材料をことごとく飲み込んだ状態にあり、1万5000円台は大底と見ていい。米国株は決算シーズンに入り決算発表が相次ぐが、業績好調が伝えられており、米国株の反発が期待されるところ。同様に日本も決算発表が予定されているが、マクロ面の不安感はあるが、個別では好調が続いており、押し目買いを呼び込む方向が予想される。 下げ切った市場なので、怒濤の反発に期待したい。(株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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