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【高見沢健のマーケット&銘柄ウォッチ】NYダウは金融量的緩和後の調整安予想を織り込む展開
NYダウは9月19日に終値で1万7279ドルの史上最高値をマークしたが、その後10月3日の1万7009ドルの終値に至る10日間のうち7日間の前日比の変動幅が100ドルを越えている。QE3の終了を今月末に控え、強弱観が対立してきたために、ボラティリティ(変動率)が高まってきたものと見られる。
9月1日付けで紹介したように、QE1終了の翌月高値から13.5%の下落、またQE2終了後も、翌月高値から16.2%下落した過去の足取りは、すでに多くの市場参加者の知る所であり、今回はその学習効果が働いてやや早目に変動率が大きくなってきた。
エボラ出血熱のさらなる感染拡大は世界経済のマイナス要因と見られるが、それにも増してユーロ圏の経済低迷はデフレ化のリスクをはらみ、世界貿易の縮小につながる恐れがある。IMF(国際通貨基金)では来年の世界経済の成長率をこれまで4.0%と見ていたが、近く引き下げる可能性が出てきた。米国の出口戦略の進め方がカギと見られる。(経済・証券ジャーナリスト)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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