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三菱商事、豪州の軽油輸入販売事業に参入
三菱商事が全株式を取得したPort Bonython Fuels社のターミナルのイメージ(三菱商事の発表資料より)[写真拡大]
三菱商事は22日、豪州における100%子会社の石油事業会社PDA(Petro Diamond Australia社)を通じ、軽油の輸入販売事業に参入すると発表した。PDAは昨年1月に、南豪州Port Bonythonで石油製品の輸入ターミナル建設許認可を保有するPBF(Port Bonython Fuels社)の全株式を取得しており、今回、操業パートナーとして現地における知見や建設・操業の実績を持つCoogee Chemicals社と協業の上、速やかにターミナルの建設に着手する。
ターミナルは、南豪州ワイアラ市に建設され、軽油タンク3基(各2万7000kl)の他、パイプラインなどの設備で構成される。2016年には、豪州国内向けに軽油の販売を開始する予定である。
豪州では近年、輸送用を始め、鉱山事業の拡大に伴う大型運搬機・重機向けの燃料需要特に軽油の需要増大が見込まれている。三菱商事はこれまで30年以上にわたって豪州との間で軽油取引の実績を持っている。今回、南豪州の軽油需要地に近い場所でターミナルを建設・保有することによって、顧客ニーズに即応したサービス提供ができる立地メリットを期待できる。それによって価格競争力のある軽油の安定供給と、同社の軽油トレーディング機能の強化を図れると判断した。(記事:南条 誠・記事一覧を見る)
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