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歴代ジャガー最速のロードゴーイングレーサー「F-Type Project7」発表
ほぼレーシング・ジャガーに準ずるモデルとなるジャガー「F-Type Project7」、来年早々には発売となる模様。果たして価格は、コンバーチブルの倍で収まるだろうか?[写真拡大]
ジャガー・ランドローバー社が、歴代ジャガー車でもっとも速くパワフルでエキサイティングなプロダクションモデルである「ジャガーF-Type Project7」を生産開始すると発表した。
ジャガーF-Type Project7は世界250台限定のスポーツモデル。生産はジャガー・ランドローバー社のスペシャルオペレーションズ部門において手作業で行なうという。
F-TYPE Project 7は、昨年夏にコンセプトモデルを発表した、特徴的なロードスターのボディを採用する。そのスタイリングは、ル・マン24時間レースで3度優勝し、今年誕生60周年を迎えたレーシングモデル「D-TYPE」へのオマージュでもある。また、F-TYPE Project 7の名称は、ジャガーがル・マンで7度の勝利を表現した結果だ。
デザインは、昨夏に発表されたProject7 のオリジナルデザイン・コンセプト忠実に再現した。デザイン要素として、D-TYPE にヒントを得た、ドライバーのヘッドレストの後にあるフェアリング、天地寸法が低いフロントスクリーン、新デザインのフロントバンパー、より多くのダウンフォースを生む空力特性を考慮したカーボンファイバー製フロントスプリッター、サイドスカート、リアデフューザー、アジャスタブル・リアスポイラーなどを採用する。その一方、コンセプトカーでは単座だった座席を2シーターに変更したほか、運転席と助手にロールオーバー保護フレームがデザインに組み込まれた。
搭載するエンジンは、最高出力575ps(423kW)/6500rpm、最大トルク69.4kg.m(680Nm)/2500-5500rpmにチューンアップされたジャガー製5リッターV8スーパーチャージャー・ガソリンエンジン。組み合わせるトランスミッションは8速クイックシフトを採用し、後輪を駆動する。タイヤは前255/35VR20、後295/30VR20を装着。F-TYPEクーペではオプションだったカーボンセラミック・ブレーキが標準となり、極めて高いストッピングパワーを得た。
ボディサイズは全長×全幅×全高4519×1923×1277mm、ホイールベース2622mm。オールアルミニウムのボディ重量はF-TYPE コンバーチブルよりも80kgも軽い1585kgだ。
リリースによれば、このクルマは静止状態から時速100km/hまでに必要な時間は僅か3.9 秒、電子制御スピードリミッターが作動する最高速度は300km/hとしている。
納車は来年2015年からとし、価格・スペックなどの詳細は仕向け地ごとに発表していくという。(編集担当:吉田恒)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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