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ヤマハ発、250ccクラスに待望のスーパースポーツ「YZF-R25」を投入
「YZF-R25」(インドネシア仕様)カラーはブルー&ホワイト、ブラック、レッドの3色。[写真拡大]
現在、ヤマハ発動機<7272>の二輪車で、250ccクラスのスーパースポーツモデルは販売されていない。
そんな中、新開発の2気筒エンジンを搭載した、YZF-Rシリーズの新製品「YZF-R25」が、2014年7月からインドネシア市場に導入されることになった。製造およびインドネシアでの販売は、同国グループ会社であるPT.Yamaha Indonesia Motor Manufacturing(YIMM)が行なう。
この「YZF-R25」は、ヤマハの新中期経営計画(2013年~2015年)の“事業規模拡大”を担うグローバルモデルとして開発したもので、インドネシア国内だけでなく、ASEAN・先進国市場への販売も視野に入れているとのこと。ということは、日本市場も当然ながら入っていると考えてもいいだろう。
ヤマハ発動機の第1四半期連結業績では、インドネシアの二輪車の需要は底堅く推移して前年並みとなっている。実はインドネシアは、中国、インドに続いて、大きな二輪車市場で、今年の5月には「YZF-R15」を発売するなど、生活の足としてのスクーターだけでなく、趣味性の高いスポーツモデルにも需要が高まっているのだ。ヤマハではインドネシアを皮切りに、ASEAN・新興国でのスポーツモデルの販売の拡大、ブランド力の強化を進めていくとのこと。
「YZF-R25」は、“毎日乗れるスーパーバイク”をコンセプトに、クラス最高馬力の36psを発揮し、YZF-RシリーズのDNAを継承する軽量な車体が特徴。現在国内で販売されている競合モデルと比べるとハイパワー仕様となる。
軽二輪は車検がなく維持費も安いのがメリットのひとつで、二輪のエントリーモデルとして最近人気が復活しつつある。スポーツモデルで一番売れているのがカワサキ<7012>の「Ninja」だ。対してヤマハは「TZR250R」や「FZR250R」以降、250ccクラスのスポーツモデルを長らく販売していなかったこともあり、もし国内販売ということになれば、満を持しての登場させたとなるのがこの「YZF-R25」なのだ。
兄貴分でもある「YZF-R1(1000cc)」に続き、「YZF-R25」も国内に投入させて手軽にスポーツモデルの走りを堪能したいものだ。(編集担当:鈴木博之)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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