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飛び石連休のGW 空の便は国内線より短距離の国際線が好調 渋滞回数は91回減少
各社が発表した今年のゴールデンウィーク交通利用状況をまとめると、3連休だった昨年と比べて飛び石連休だったことなどが影響し、全体的に利用者数はわずかに前年を下回っている。[写真拡大]
各社が発表した今年のゴールデンウィーク交通利用状況をまとめると、3連休だった昨年と比べて飛び石連休だったことなどが影響し、全体的に利用者数はわずかに前年を下回っている。航空会社ではJAL、ANAのいずれも国内線よりも国際線で前年比を上回っており、短期休暇でも楽しめるハワイやグアムやアジアのリゾート路線が好調だ。交通道路では前年比で交通量が7%減少し、10km以上の渋滞は91回少なかった。
JALグループでは国内線の総旅客数が1,099,695人(前年比98.6%)、国際線は同じく288,495人(104.7%)となった。国内線では旅客者数はわずかに減少したものの、今年度は提供座席数を約3%減らしたため、利用率でみると前年を1ポイント上回った。方面別では、帰省需要、観光需要が共に盛んな九州方面の利用率が前年を約5ポイント上回った。
国際線では短期休暇でも観光できるハワイ、グアムなどのリゾート路線が好調に推移し、国際線全体として総旅客数は約5%、利用率は約2ポイント前年を上回った。
ANAは国内線総旅客数が1,442,011(100.8%)と前年を0.8%上回った。昨年に比べ連休が少なく日並びが悪い中、バリエーションを拡大した「旅割」運賃を中心にプレジャー需要が好調に推移したためと説明している。方面別では、JAL同様、沖縄方面・九州方面が好調となった。
国際線では242,796人(117.2%)で、前年比17.2%増。羽田空港を中心とした路線拡大により、搭乗旅客数は前年を大きく上回った。短い日並びの中短距離路線が好調で、アジア・リゾート路線、なかでもベトナム・フィリピン・タイ・台湾が順調だった。
鉄道ではJR東日本が発表した期間中の新幹線・特急列車の利用状況は、441.7万人で前年比97%とわずかに前年度割れしていた。JR東海も、新幹線が前年比98%、在来線の特急列車が前年比96%、新幹線・在来線合計で前年比98%と前年比で微減した。
NEXCO東日本などがまとめた高速道路の交通状況では、後半4連休に渋滞が多く発生したものの、全国の高速道路の主な区間の日平均交通量の対前年比は、約7%の減少となった。
混雑状況も、30km以上の渋滞は前年より2回減少し、10km以上の渋滞は91回減少した。全体として、飛び石連休および悪天候の影響により、3連休だった昨年と比較して交通量は減少した。(編集担当:横井楓)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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