(中国)通信業界で税制改革を実施、中国移動など3社の業績悪化要因に

2014年5月1日 11:42

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記事提供元:フィスコ


*11:42JST (中国)通信業界で税制改革を実施、中国移動など3社の業績悪化要因に
中国財政部は4月30日、営業税を増値税(付加価値税)へと移行する税制改革を6月1日付で通信業界に適用する方針を発表した。これを受けて通信キャリアを対象とした税率は従来の3%から11%へと上昇することになる。加えて、6%の付加価値サービス税も徴収される見込みといい、中国移動(00941/HK)など大手3社は一気に税負担が増えると懸念されている。

実際、今回の発表を受け、3社ともに業績にマイナス影響が出るとの見通しを示している。中国移動、中国電信(00728/HK)はそれぞれ、最悪の場合で純利益が18%、30%下押しされると予測。中国聯通(00762/HK)は今回の改革実施により、大幅な減益となる可能性があるとの見通しを示した。

税制改革による利益への影響を考慮し、3社はコスト削減に本腰を入れる見通しだ。同日には、3社が共同で基地局会社を設立するとの観測が報じられた。これにより3社は今後、自前での基地局建設は行わず、新会社から借り受ける形になる見通し。ネットワークの保守なども同新会社の担当となるため、経営面での負担軽減につながるとみられている。《NT》

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