アウディTTが当面のコンペティターか? プジョーのスポーツクーペ「RCZ-R」上陸

2014年4月7日 07:14

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記事提供元:エコノミックニュース

詳細が昨年の東京モーターショーで発表されて半年、ついにプジョーのトップスポーツ「RCZ-R」が日本にやってきた。日本150台限定。価格540.0万円。

詳細が昨年の東京モーターショーで発表されて半年、ついにプジョーのトップスポーツ「RCZ-R」が日本にやってきた。日本150台限定。価格540.0万円。[写真拡大]

 2012年のパリサロンでコンセプトカーが公開され、昨年の東京モーターショーで実車が展示されたプジョーのスポーツモデル「PEUGEOT RCZ-R」が正式に発売となった。

 RCZ-Rは仏プジョー社のモータースポーツ部門「プジョー・スポール」がベースとなったRCZを徹底してチューンアップしたスポーツクーペだ。日本に導入されるこのクーペは、モロカン・レッド、オパール・ホワイト、ベルラネラ・ブラックの3色のボディカラーが用意され日本では限定150台の販売となる。

 ボディサイズは全長×全幅×全高4295×1845×1350mm、ホイールベース2610mm。1600cc直列4気筒直噴ガソリンエンジンをターボで過給し、最高出力270ps(199kW)/6000rpm、最大トルク33.7kg.m(330Nm)/1900rpmというアウトプットを示す。オリジナルRCZの最高出力が200psだったので、そのチューニングレベルの高さが分かるだろう。ハイレベルのチューンを受けたターボエンジンだが、「ユーロ6」に対応する環境性能も備えている。

 組み合わせるトランスミッションは6速マニュアルだけの設定で、ステアリング位置もレフトハンダーだけ。駆動方式はFFという、ほぼ欧州仕様のままのマニアックな設定である。

このパワートレーンを支えるサスペンションは、フロントマクファーソンストラット式、リアトーションビーム式とFF車として堅実な足まわり。トルセンLSDが標準装備され、高速安定性と高いコーナリング性能を実現したという。タイヤは9J×19インチホイールに235/45ZR19となる。

 この高い動力性能に対応してブレーキも大幅に強化され、フロント側のディスク径は380mm、キャリパーも4ポッドとなっている。

 インテリアではアルカンターラとレザーで構成するフロントの新設計スポーツシートが特徴的。エクステリアでは大型リアスポイラーとツインテールマフラーがスポーツクーペを主張する。

 当面の強力なコンペティターはアウディTTあたりとなるだろうが、ルノー・ルーテシアRSや来春デビューのホンダ・シビック・タイプRなども恰好のライバルとなりそうだ。

 日本における販売価格は8%の消費税込みで540.0万円だ。(編集担当:吉田恒)

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